アセンションの時代

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「悪いシステム」から「良いシステム」へ

地域経済が冷え込んでいますね。私が住んでいる田舎は、全国的に見てもとても恵まれた地域だと思うのですが、地域要因もあって2年前から景気が(それ以前にも増して)かなりの勢いで失速。今年は経済的に耐えきれない人がかなり出てきそうです。
 
これまでも書いてきましたように、日銀券は完全に投機マネー化しており、それを支える金融システムとともに実体経済に著しい損傷を与えています。
 
いずれその膿は噴出する事になると思います。つまり、紙幣は紙切れへと向かっていく可能性があります。
 
それ自体は決して悪いことではありません。悪いシステムは悪い結果を生む。それだけのことであり、またそうでなければ良いシステムへと転換していくことも出来ないのです。
 
そこで、私の個人的提案ですが、日銀券と併用で政府発行券を発行してはどうでしょうか。政府発行券は一部でそんな提案も出されているようですが、本格的な議論とはなっていないようです。
 
一国二通貨制で、政府発行券を生活マネーとし、日銀券を貿易マネーへと誘導して役割分担させるのです。そして、政府発行券を米等の穀物との兌換通貨として、過剰なインフレを防ぎ生活圏の最低限の流通を保護します。
 
また、税制としては消費税を廃止して、大胆な程に相続税増税します。そして、預金税も導入します。
 
国の借金の多くは、これまで国の借金をつくり続けてきた世代の財産となって滞っています。それを回収させてもらうのです。過剰に貯蓄してマネーの流通を滞らせていない、一般庶民のレベルで増税する必要はないと思います。一般以上の相続財産について、かなりの勢いで回収をする必要があります。
 
預金税についても同様です。例えば、1人数千万円程度であれば特に厳しく課税する必要もないかもしれませんが、億以上の預金については利息のかなりの部分を税金としても良いのではないでしょうか?
 
そして、これらの2つの増税は、消費税や所得税と異なり景気を活性化させる増税です。
 
取られるなら使ってしまおう、預金がダメなら物に変えよう。こうして眠っていたお金が動き出します
 
良いシステムへと向かう手法は色々とあるんですよね。ただ、闇の勢力、日本でそれを分かりやすく言えば、必ずしも正確ではありませんが、利権構造といったところでしょうか、それら悪いシステムを支配してきた勢力が許さない訳なんですね。
 
だから、そういったシステムが崩壊することは、とても良いことなのです。ただ、それにともなう一時的な混乱は避けられない可能性が高いですので、それに備えなければなりません。
 
何よりも食料備蓄などのハード面での備えと同様あるいはそれ以上に、正確な現状認識や人生観というようなソフト面での備えがとても重要になってきます。
 
精神面での備えがとれていれば、無用な恐怖や不安を感じる必要がなくなります。
 
逆に精神面で無防備の状態で混乱に突入すると、悪いシステムの終わりをこの世の終わりであるかのように、大変な不安と恐怖に襲われる可能性があります。不安は不安を呼び、それが社会全体に広がってしまうと、本来は無用な秩序の混乱が生まれてしまいます。
 
これから社会は混乱します。しかし、それは良いシステムへと向かう一時的な産みの苦しみだという事を正しく認識しておきたいものですね。