自分とは
自分とは、いったい何者なのでしょうか?
自分について考える時、私たちは様々な側面を取り上げて自分を理解しようとします。
「名前」「仕事」「容姿」「地位」「家族」等々。
しかし、それは「あなた」と言うようよりも、あなたの「経験の一部」であると言えるでしょう。
名前を変えても、仕事を替えても、あなたはあなたなのです。
わたしたちが「自分」として考える様々な側面は、単に自分の「経験の一部」でしかないのです。
そうであるのなら、「自分」とは何なのでしょうか?
実は、「自分」とは「存在する意識」なのです。「我思うゆえに我あり」なのですね。
そして、私たちの経験の全ては、「経験」であり「自分」そのものではないのです。
それを経験している「意識」が、本当の私たちの姿なのです。
つまり、私たちが宿っている「肉体」さえも、「経験の一部」であるのです。
私たちは、いわゆる「死」という経験によって、私たちが私たちだと錯覚してきた名前や仕事等と言う「経験を終了」させます。
つまり、私たちのアイデンティティーは終わる事になるのです。
しかし、本当の自分である「経験する意識」は、永遠に存在し続けていくのです。
つまり、私たちのこの物理世界でのアイデンティティーというのは、「意識としてのあなたが創り出した1つの経験」なのです。