アセンションの時代

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重要ポイント

私たちは、物理的な物質的世界があって、そこに自分が存在しているという世界観の中で生きてきました。

しかし、それは幻想なのです。

こう言われても、なかなか信じにくく、信じてみても実感が沸かないのも良くわかります。

しかし、そうした地盤に足場を置いている限りは、なかなか新しい世界に立つ事が難しいのも事実なのです。

もちろん、急ぐ必要は無く、自分のペースでかみ締めて進めば良い事は言うまでもありませんが。時間も幻想なのですから。

私たちは、今から数十年をかけて完全に4次元の世界へと移行するのですが、より大きな視点からは、そこからさらに1000年程度の時間をかけて5次元へと移行し、幻想的な経験を卒業するのです。

そして、それも1つの選択肢でしかなく、急ぐ事は重要ではないのです。大切なのは、自己の経験に集中して、大切にかみ締めるという事です。

私たちの日常では、戦争・殺人・死亡事故等々が毎日たくさん起きていると言う様に感じている人は多いのかも知れません。

実際にそれを経験する人というのは、割合から言えばとても少数の人たちの経験であり、しかも、それは人生の中で何度と経験する事ではありません。

それにも関わらず、私たちは毎日それを身近なものとして感じ続けています。

それは、私たちが「メディアによって、そうしたネガティブな出来事を積極的に取り込み、日常的に現実化している」からです。

朝起きて、食卓で新聞を広げ、そうした悲劇の見出しや三面記事を積極的に取り込みます。朝起きた状態というのは、1日で最も波動状態が良いのが一般的です。その波動を一発でネガティブなものに崩しているのです。

朝食を取りながらテレビをつければ、やはり同じようなニュースが流れています。

これまでの私たちの常識では、自分がそれを見ようと見まいと、それはこの社会の現実なのであり、そうした情報を取り込む事は重要だと考えます。

しかし、そんな悲劇マニアが好む情報は、知的でもなんでもなくそれを取り込む事は、自分にとって害にしかなりません。

毎週数百件と起こり続ける、自殺や事故などの悲劇の中から、適当にメディアが抜粋したものを買い取る事にどのような前向きな意味を見出せるのでしょうか。

それは、これまでの物理的世界観のままでも、充分に納得できる事ではないでしょうか。

そして、そこからさらに一歩進めると、そうして情報を取り込む事によって、私たちはそうした悲劇を、自らの世界の中に「現実化」しているのです。

多次元的な真実としては、私たちは幻想によって物理的経験を生み出しているのです。エネルギー的に存在している私たちの周りには、「可能性」は無限に存在しています。

その中から、何を「現実化」するかは、自分次第なのです。

例えば、そうした無限の可能性の中から、ネガティブな情報にばかり意識を集中してそれを現実化し、なぜ世界はいつまでもネガティブなままなのかといぶかしがります。

それは、自分の中のネガティブな側面が、その情報を現実化しているからなのです。

例えば、そうした情報に見向きもしない人にとっては、「何それ?何かネガティブな事でも起きてるの?」という話なのです。

このように、異なった2つの現実があるとします。

これまでの常識では、これらは「同じ世界の中で、違うものの見方をして生きている」と言うように考えられます。しかし、実際にはそうではなかったのです。

これは、「地球と言う同じコンセプトに基づいた無限の可能性の中から、「違う世界」を経験している」のです。

この世界とは、そもそもが幻想であるということを思い出してください。その幻想を生み出しているのは自分なのです。

自分だけが、その幻想を本質的に変化させる事が出来るのです。逆に言えば、自分以外には、この世界(幻想)を本質的に変化させる事は出来ないのです。

例えば、「依存」を手放せずにいる人は、アセンションという出来事を通してさえも「依存」という経験を生み出します。

例えばそれは、誰か(高次元存在・ライトワーカー・宇宙人等)が、あるいは何か(宇宙的な波動の上昇等)が、自分を変えてくれるのだろうとすがる「依存」の気持ちで、ただ待つという「依存」という現実を生み出し続けます。

あるいは、地震・火山等の巨大な自然災害が、金融や経済の崩壊が、自分の世界を変えてくれると外からの変化に「依存」して、そうした情報を追い求め続ける事で「依存」という現実を生み出し続けます。

しかし、どんなに外からの変化が起こって来ようとも、肝心な「自分」が変わらない限り、経験の本質(例えばここでは「依存」)は何も変わりません。逆に、波動が上昇する事で、これまで以上に「依存」という経験が強まっていく事になります。

アセンションの本質は、「自分で自分を変化(上昇)させる」事にあるのです。

今の時代は、そのために人類史上かつて無かった程に恵まれた環境にあるという事であり、それは、「何かが自分を変化(上昇)させてくれる」というものではありません。

最高のサポート体制が用意されていますが、自己の主体はあくまでも自己にあり、自己の内面に変化を起こすの自分自身なのです。

ただ、それも視点をどこに置くかの問題で、私たちは現在、エスカレーターで3階(3次元)から4階(4次元)へ上昇している最中だとも言えるのです。

中には3階での経験を手放して、積極的に4階へとエスカレーターを自ら上っていく人もいるのですが、多くの人は、3階での経験を維持して守るために、上昇するエスカレーターを「頑張って」下っているのです。3階という現実から引き離されないために。

これは、私たちの持つマインド(特にエゴ)の性質によるものです。エゴは極端に「変化を怖れる」のです。つまり、エゴは4次元へ行くのではなく、3次元に残りたいのです。なぜなら、エゴは3次元の産物だからです。4次元でもまだ、多少は残りますが。

こうして書くと、「バカだなぁ、素直に4次元へ行けばいいのに。」と思われる人の多くも、実際には、3次元的競争に基づく日常現実(競争社会に組み込まれての仕事や、子供の受験競争など)を手放す事が出来ていないのです。

そのように、4次元に上昇するには、3次元を手放す事がまず必要であり、その時に私たちのエゴは、強い怖れとストレスに取り付かれるのです。

この時、私たちはこの怖れとストレスを乗り越えようと努力する必要はありません。私たちは、エゴを手放す事に取り組めばよいのです。そうすれば、怖れとストレスは自然と消えていくものなのです。

エゴとは、自分と世界は分離しており、自分はそこで競争に勝ち残らなければ生きていけないという分離的世界観に基づいて自分を捉える自意識です。

実際には、自分は世界と一体であり、競争等する必要は無く、ただ、調和と言う経験を生み出す事を楽しんでいけば、自然と世界(自分)は充実した4次元へと上昇しているのです。