アセンションの時代

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感覚に集中する

私がエネルギー感覚と呼ぶものは、間違いなく全ての人たちが感じ取っています。

それは、別の言い方をすると「五感」と呼ぶ事が出来ます。

ただ、五感は1つ1つがカチッとした枠にはめられて、それぞれが別々にキチンと区別して感じられます。

しかし、エネルギー感覚が高まってくると、触覚というか感覚の輪郭は肉体の枠を超えて感じられ、視覚は目を瞑っていても何かが見える事があります。聴覚は肉体を越えた感覚の輪郭内で感じられ、意識を向けるとかなりの耳鳴りが聞こえています。

つまり、五感を5本の指の感覚に例えるなら、エネルギー感覚とはそれらを含めて1つにまとまった手のひらの感覚のようなものです。

五感のそれぞれに意識を集中する事で、その元を辿っていくと、それぞれの指から手のひらに向けて感覚が広がっていくような事なのです。

五感とは、それ自体がすでにエネルギー感覚の一部なのです。

しかし、私たちは、五感のそれぞれに「この感覚はこういうものだ」という固定観念の枠をはめる事で、感覚を厳密に限定しているのです。

そのために、新しく拡大する感覚を素直に感じ取る事が出来ません。

固定観念によって規定された感覚以外は、「気のせい」として受け付けられないのです。

固定観念を無くして、五感に意識を集中して見てください。音はどこで聞こえていますか?触覚はどこで感じていますか?味覚は?嗅覚は?

例えば、こう試して見てください。

両手を左右に広げて、頭の左右で手のひらを頭の側に向けてください。

そして、目を瞑って、徐々に両手を頭の方へとゆっくり近づけていくのです。そして、頭に両手が触れると思った直前で手を止めてください。

それから、ゆっくりと手のひらで頭を挟んで見て下さい。

おそらく、実際に手のひらが頭に触れるまでには、まだかなりの距離が残ってはいなかったでしょうか?

つまり、頭の感覚というのは、肉体の枠を超えてそれだけ大きく広がっているのです。

私は以前、風呂場で何気なくこれを試した時に、感覚的に驚いてしまった経験があるのですが、皆さんはどうでしょうか?

五感は、エネルギー感覚を固定観念の枠にはめて生み出した、肉体的感覚です。

当たり前の感覚の、当たり前を疑って探求して見ると、オモシロいものが感じられ始めるかも知れませんよ。