大統領選挙の通過について
さて、1つの大きな節目とされてきた、アメリカ大統領選挙は「トランプ氏の当選」と言う結果で幕を閉じました。
バシャールとエササニの総合意識は、2年ほど前にこの時までに「全てが変わる」出来事が訪れる可能性が高いと伝えて来ました。
しかし、先月には「2016年秋までに」と言うものを、「2016年秋~2017年3月の間に」と修正を加えたようです。
実際、それまでにと言われたアメリカ大統領選挙が終わった現時点で、その様な出来事は、まだ起きていないように感じられます。
バシャールは10月の時点で、「現時点では、女性大統領が誕生する可能性が高い」と伝えたようですが、その予測も覆された事になります。
こうしたメッセージは、バシャールも言うように「予測」であって、「予言や予告」ではありません。そう言う意味からも、私達はそうした情報に囚われすぎる事は好ましくないのです。
ただ、どうしても具体的に言われると、それを「予言」の様に受け取ってしまう傾向に私達はある訳ですが。(笑)
いずれにしても、高次元存在とて、未来を予測する事がいかに難しい事であるかと言う事が分ります。
例えばそれは、こう例える事が出来るかも知れません。
私達が、大都会の巨大なスクランブル交差点を斜めに横断する時を、3次元世界から4次元世界へ横断すると言うように考えてみて下さい。
その時に、反対側(4次元世界)にたどり着くまでに、私達がどのタイミングで誰とどの様にすれ違うか(いつ何が起こるか)を事前に正確に的中させるのは、難しい事なのです。
そうした場合、私達は、バシャールだけの予測をもって、当たっただとか外れただとかと言って、アセンションへ向かう意識を打ち切る事は適切ではありません。
2年前、多少のズレが生じたにしても、この時期に正確に「起点」としての焦点が合わされた事をバシャールは伝えて来ました。それ自体は、外れていないと思っています。
具体的にそうした時期を伝えたのは、私が知る限りではバシャールだけでしたが、他の存在たちも、「かなり近い時期」にそれが起こることは繰り返し伝えていました。
そして、バシャールの指摘したその「2016年秋」に入ってから、多くの存在たちが、その時とは、「今を含むこの数ヶ月」であることを伝えています。
私はエネルギー的な変化と言うのを、感覚的に感じられる様なのですが、繰り返し書いて来ている様に、9月末からは、それまでは波の様にやって来ては引いていくと言う単発的なエネルギーであったのですが、それ以降は津波のようにやって来て引くことなくどんどん高さが増しているエネルギー状態にあるのです。
そうした中で、自分の感じているエネルギー感覚も、部分的なものから、全体的なものへと大きくスケールアップして行くのがハッキリと感じられます。
経験の基準が、肉体からエネルギーとしての自己へ移り始めているのは分ります。
エネルギーとしての自己であって、エネルギー体とは少し違う感じがしています。
エネルギー体と書くと、世界の中にエネルギーとしてのまとまりを持った自分がいると言う感じですよね。私が感じているのはそうではなくて、視覚を除く全てがエネルギー的な自分であると言う感じです。
視覚と言うのは、経験世界を生み出すための種であり、他の感覚とは区別される感覚であると感じています。
話がそれて来ましたが、「2016年秋」と言う認識に対して私が思っている事は、今の時期は、激しくタイムラインが交差している過渡期にあり、どうも私達の捉えているタイムラインは、起こるべきタイミングが後ズレしているみたいだなぁと言う事です。単純に。
その時には、多くの人が「失望」し、そうした世界に興味を失い去っていきました。
しかし、そこで去るか去らないかと言うのには、ハッキリと明確なその人自身の世界観が反映されているのです。
イベントが起こらなかったからと失望して去っていく人と言うのは、自分の外側に依存する傾向を持って、そうした情報に触れていた人たちだと思うのです。
決して、それを悪いだとか、批判的に言いたい訳ではありません。
しかし、アセンションと言うのは、自己のスピリチュアル的覚醒にあると言う事には注目せずに、SF的な好奇心から、何か興奮するようなイベントを経験できるのかも知れないという期待感によってのみそれに注目しているのかも知れません。
何があっても無くても、自己の「経験」の主体は、あくまでも自分自身にあり、今後、巨大なエネルギーの波が到来し続けても、どのタイミングでアセンションするかは、完全に各自の個人的な覚醒具合によるのです。
例えば、社会的に私達が期待したような大きな変化(旧システムの崩壊)がはじまったとしても、それを悲劇的に経験するか、好奇心を持って前向きに経験するかは、完全に各自の問題なのです。
悪い奴らが苦しむのを見たくて、崩壊を期待していても、自分の覚醒が進んでいなければ、自分も同じように苦しむ事になるのです。
とにかく、自己の内面に目をむけることが、とても大切ですし、これからますます重要になっていくと思います。
旧システムが本格的な崩壊を始めれば、多くの人には信じられないような情報が溢れ、人々は混乱し、「何を信じてよいのかわからなくなる」事が予想されますし、チャネリング情報でもその様な指摘があります。
結局、自分の外側に主体を置いている状態では、外側が崩壊する過程では、自らも一緒に崩壊に飲み込まれて行く事になるのです。
何を信じたらよいのか、自分は何のために生きているのか、自分にとって本当に大切なものとは何なのか。
自分の外側の世界が崩壊を始めても、それによって動揺しない自分と言う存在の内面を構築しておくことが、とても大切な時代に突入し始めている事に気付いてください。