アセンションの時代

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全体的視点の大切さ

これまでにも度々書いてきていることですが、私達は細部をより細かく追及して行く事が、専門性が高く知的なのだというイメージを植えつけられています。

しかし、実は全体との繋がりを失ったそうした知識と言うのは、バランス・安定感を欠いた大きな危うさを秘めているのです。

例えば、兵器製造技術に偏って、より強力な兵器の製造を目指した結果、地球を破壊してしまいかねないものを生み出して見たり、ばい菌として分類した菌を死滅させるために、善玉菌等までまとめてやっつけてしまったり、雑草を育たなくさせるために薬品を撒いて土壌汚染を進めてみたり。

私達の社会と言うのは、どこに目を向けても、そうしたおかしな現実に溢れかえっているんですね。

蚊やゴキブリをやっつけるとなれば、室内の空気を汚染しても気にしなかったり。テレビのCMが、これでスッキリと明るい音楽と笑顔を流せば、それで何の問題も無くヒット商品が生まれていくのです。

それらは結局、全体的な視点が欠如しているから、平気で出来てしまうことなんですね。

全体的な視点を持つことが出来れば、人は必ず調和的な方向性を見つけ出すことになります。全体にとって調和的な状態が好ましいのは当たり前の事なのです。

しかし、部分的な視点に囚われている状態では、どうしても競争的・争い的な視点へと向かいやすいのです。

アセンションと言うのは、「自己」と「経験世界(全体性)」を一体化させる過程に表れてくる「結果」です。

本来、アセンションと言うのはそれ自体を目指すものではありません。全体的な視点を持つことによって、調和的な経験世界を創造して行く結果として表れてくるものなんですね。

分離した個と言う現実を超えて、個を保ちつつ全体との調和の中へ溶け込んで行く事がとても、とても大切なのです。



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