アセンションの時代

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立場が不利な中国に対等に張り合うな(尖閣問題)

尖閣諸島の問題に関して、中国国内が熱くなってきているようです。
 
日本では相変わらずの平和ボケで、あまりお感じがないようですが、私が目を通すようなブログ等の情報発信者の人々の意見に、断固とした対応をとるように主張する意見が多いことを心配しています。
 
断固として対等に張り合うべきであり、そうすれば中国だってただでは済まない。結果として軍事的な問題に発展してくるであろうから、そこまでしっかりと考えて備えを取らなければならない。といった感じです。
 
知識は豊富で、情報網も素晴らしいものを持っている人たちであるはずなのですが、ハッキリ言って「ケンカ慣れしていない」ですね。
 
中国は奪う側の立場で行動している訳ですから、仕掛けが強引であるのは当たり前の事です。引き分けではベルトは奪えないのです。
 
断固として張り合うというのは、日本がせっかく有利な立場に立っているのに、相手のところまで下りて行ってあげる。そのうえで、相手の望む泥仕合に自分から引きずり込まれようとするようなものです。
 
日本は尖閣諸島というベルトを保持しているチャンピオンなのです。引き分け防衛で十分なのです。相手の望む土俵まで降りて行ってはダメです。
 
それは、決して手を緩めるだとか、相手を甘く見るという意味ではまったくありません。
 
今回の問題に対するお互いの現在の立場を考えたうえで、有利な立場を活かして全力で防衛すればよいと言っているのです。引き分け防衛で十分なのです。私たちは現状ではベルト(尖閣諸島)保持者であり、相手より有利な試合を行っているのです。
 
日本はカードをたくさん持っているのです。中国を相手に正面からまともにぶつかっていくのはバカです。中国もただでは済まないって・・・、そんなことは問題ではないのです。中国を潰そうがどうしようが、日本がつぶれてしまっては意味がないのです。
 
軍事的な衝突をせずに、尖閣諸島を防衛する。それが大切なのです。
 
張り合って相手を潰して、自分も潰れてそれでも仕方なしというバカげた考えに頷かないように、大人な視点からの意見を出せるように意識していきたいですよね。
 
ただ、今はかなり緊迫した状態であり、気を抜けば有利な立場も一発でひっくり返る恐れもあります。繰り返しておきますが、私が言うのは、頑張らなくても大丈夫というのではなく、全力で頑張らなければならないが、その頑張り方を間違えては意味がないという事です。