空中分解する世界

世界が混沌とした方向に向かい始めています。

 

分離の時代が行き着く先は、世界の空中分解による混沌とした時代（立替立直）かも知れません。

 

政府の財政破綻に目途が立たずに、苦痛と不安ばかりが広がる中で、各国は空中分解という方向に向かい始めている可能性があります。第二次世界大戦は一致団結した国と国との戦いでしたが、今の世界（特に先進国やＢＲＩＣｓ等）に国内が一致団結した国は存在せず、これまでのように戦争を起こしたからといって国内が一致団結するかどうかは甚だ疑問です。

 

アメリカではクローズアップされてはいませんが、以前から各州が分離独立して連邦政府の債務が放棄されるのではないかという懸念があります。シリアとトルコの間ではクルド人の存在により、分離独立の機運が高まってきておりこれはすでに簡単には消せない流れをつくりだしています。

 

そしてヨーロッパでも、ＥＵあるいはユーロ圏の分裂どころか、少し前からスペインのカタルーニャ地方などでの分離独立の機運が高まってきています。こうした機運は世界の各地で高まってきており、すでに消すに消せない環境が出来上がってしまっています。

 

これは「王（闇の）から民への力の移行」の現れであると思います。

 

強引な権力が民衆を力でまとめるような時代は、いま終わりを迎えているのだと思います。

 

これからは、調和的なリーダーが民衆の力をまとめ上げる時代へと向かいます。

 

ただ、そのためにはしばらくの困難な時代を乗り越える必要があります。

 

乗り越えていけますよ、この世界の人達なら。