「言葉・思い・行動」の一致

「言葉」と「思い」と「行動」が一致したとき、私たちはとてもパワフルな存在であるのだと言います。

 

そう言われてパッと【感じる】のは、「そんなの当たり前」という思いである人は少なくないのではないでしょうか。

 

そして、そのあとで即座に【考える】のは、「でも、現実はそんなに甘くはない」となる訳です。

 

私たちの本質は敏感に核心を感じ取る能力を持っているのですが、この世に生まれて叩き込まれた常識がその芽を摘んでしまうということは多々ある事です。

 

【感じる】ということは本当にズバリと確信をついてくるものです。

 

募金箱を見て、よっしゃ！寄付することは良いことだ！と【感じる】・・・ところが、教育費・交際費・晩酌代、この世知辛い不況の時代にそんな余裕は無いな。と【考える】

 

電車でお年寄りが立っている、席を譲ってあげようと【感じる】・・・ところが、今日は疲れているし、格好つけているみたいで周りの目も気になるから寝ちゃおう。と【考える】

 

こういった例は、挙げだしたらきりがありません。

 

そういった自己内部での精神的なバランスの結果として、人間は「言葉・思い・行動」がバラバラになってしまうという珍しい存在であるのです。

 

これは、人間のというよりは、物質的縛りの強いこの次元世界の１つの特徴だとも言えるようです。

 

アセンション後の物質的縛りの緩くなった世界や、さらに上の物質的な縛りの無い世界では、思いはイコールで即座に言葉となり行動となるようです。

 

私たちも感じる思いに素直にあれば、きっと人生の苦悩は減少し、ストレスからも解放されたうえでなおかつうまく日常がまわっていくような気がします。

 

だいたい、自分の人生を振り返った時に、考えれば考えたほどに世間とのシガラミや常識が絡みついてきて身動きが取れなくなり、結果的に悪い結果となり、こんなことなら思った通りにやってみればよかったという事は良くあります。

 

そして、自分の思いに素直になり始めてからは、人生が楽しくスムーズに流れ始めた気がします。

 

それでもなお、本音と建て前を使い分けるように、今なお「言葉・思い・行動」を一致させないこともあります。だけど、最近はその思いとは別に、考えている自分に対する思いがパッと頭に浮かぶようになってきたんですね。

 

「あっ、また打算してる。ロクなことはないよ。ここは変な計算をせずに素直に行くところだよ。」って自分に対して感じるんです。おそらくそれが正解だろうと思います。

 

「言葉・思い・行動」を考えによってうまくコントロールしているつもりでバラバラに管理しても、結局うまくいくものではないのですね。つまり、それは浅知恵なのです。

 

本当の知恵というものは、「言葉・思い・行動」が一致したときに、それはパワフルな存在となり、世界がそれを支援してくれるという、宇宙の真理を知りそれを受け入れることなのだと思います。

 

これを日常の生活で実践させていくのは、簡単といえば簡単。難しく「考える」と難しくなってしまうのですが、「思い」と「考え」をキチンと把握できて、この真理を抑えたうえでそのバランスを楽しんでいけると、日常もゲームのようでなかなか面白くなってくると思います。

 

日常の表層的な現象の中でもがくよりも、より深層の真理を抑えたうえでそのサジ加減を楽しんでいけるようになりたいと思っているのです。（笑）

 

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