アセンションの時代

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チャネリング情報の見分け方

人は色々な話を聞くときに、より具体的に聞きたがるものです。
 
「いつ」「どこで」「誰と誰が」「何を」「どうする」等々。
 
チャネリング情報を読む時に、「ネガティブ系」の情報は、そうした人間の心理を巧妙に取り込んでいきます。「いつまでに」「誰たちによって」「何が起こる」と言ったような情報の主要テーマになっています。もちろん、それは基本的に偽情報であることが多いわけですが、信頼を得るためにある程度は彼らなりの希望的予測も含まれた事実に近い情報も混ぜられていたり、愛や希望が大切だというようなもっともらしい言葉も混ぜ込まれています。
 
人間は「具体的な情報」にとても弱いんですね。
 
「いつまでに」と言われると、嘘だと思いつつもそれなりに気になってしまうものなのですね。
 
それで、結局はその予告はことごとく外れていくのですが、後で色々と言い訳がなされて次なる「具体的」予告がされると、また人々はコロリと信じ込んでしまうものなのですね。
 
しかし、「調和系」のチャネリング情報には、それとは対照的に現象世界、つまり私たちが日常と感じている表層の世界における具体的現象についてはほとんど指摘や予告することはありません。
 
なぜなのでしょうか?
 
それについて、1つのたとえ話をしてみます。
 
私たちの前に大きな鏡があり、そこに自分と果物が映っているとします。そして、私たちの目はその鏡にくぎ付けになっており、鏡の中の自分を本当の自分だと思い込んでしまっています。
 
そこで、私たちはお腹がすいたので果物を食べたいと心の中では切望しているのですが、(鏡の中の)自分はなかなか果物を食べに動きません。
 
(鏡の中の)自分に向かって、早く果物を食べに行くようにとどんなに願っても指示しても、全然、いう事を聞かないのです。そして、人々は普通に「無力感」を感じるようになってしまったのです。
 
そこで2人の存在が声をかけてくれました。
 
1人はネガティブ系の存在です。
 
その人は、いつ頃になると鏡の中のあちらの方から、こういう素晴らしい人たちが来て、(鏡の中の)あなたのもとに果物を届けてくれると教えてくれるのです。
 
そして、私たちがそれを信じてワクワクと楽しみの語り合っておとなしく待っている間に、果物の山の裏側のものをこっそりと食べてしまうのです。
 
そして、約束の時間になると、こういう事情で想定外のトラブルが発生し、シナリオが変更されたとして、また新しいストーリーを提供して、その間にも果物の山を自分のものに利用していくのです。
 
これがネガティブ系の情報の本質です。
 
彼らは鏡の中の世界に私たちを閉じ込めておくことで、私たちから搾取しコントロールしているのです。
 
しかし、もう1人の調和系の存在は、そうは言いません。
 
彼は、私たちが現実と思い込んでいる鏡の中の世界は、実際には本質的な世界ではなく鏡に映し出された世界なのだと説明をします。
 
それは本当に地味で困難を伴う作業なのです。
 
何しろ私たちが見ている鏡は「超リアル3Dミラー」で、本当にその世界に心が入り込んでしまっているかななのです。
 
その世界が本当の世界だと思い込み生まれ育ってきた人々に、実はそれは一側面が映し出されているだけでより本質的な世界ではないのだと言っても、なかなか理解してもらえるものではありません。
 
しかし、彼ら(調和系の存在たち)は例えウケが悪くても、誠実に真理を伝え続けるのです。
 
(鏡の中の:物質的な)自分が果物を食べるためには、(より本質的な:精神世界の)自分が果物を食べようと考え動かなければならないのだと。
 
それが理解できれば、私たちは決して無力なのではなく、あっちにもこっちにも自由に動けるのだという事を伝えてくれているのです。
 
つまり、私たちの感じる「具体的情報」というのは、鏡の中の世界の話しであって、「抽象的情報」というのはよりリアルな本質としての世界の話しなのです。
 
私たちは鏡の中に入り切ってしまっているので、具体的な理解というのはどうしてもその鏡の世界の中での話と言うことになってしまうのです。
 
きっと。(笑)
 
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