アセンションという「現実」

アセンションを考えるときに、「日常として継続性のある現実」と「非日常的な高次元のあり方」がどのように繋がり上昇移行していくのかについて、疑問を感じる事がありました。

 

それは例えば、その２つのあり方の間に継続性がないのであれば、知識を吸収したりエネルギーを感じる事に集中したりする事による進歩に意味があるのか？ということなど。

 

膨大なエネルギーが流れ込み、誰もが気づき覚醒するだとか、それによってアカシックレコードなどに繋がり膨大な知識が押し寄せてくるだとか言われています。

 

すると、それまでの努力というか、そういう面での進歩はなんだったの？となる訳です。

 

しかし、そうしたこれまでの疑問に対して、いま感じていることがあります。

 

私たちの現実と感じている当たり前の日常は、途切れることなく「継続していく」のだと感じています。

 

ただ、その継続のありかた・方向性として、これまで人類が延々と続けてきた「繰り返し」ではなく、まったく新しい方向へと「進化・覚醒」していくのだと思います。

 

従って、例えば膨大な知識が同じように流れ込んできても、それを捕まえて「理解」できるかできないかについては、これまでの継続性の結果として個人差があるのだと思います。

 

音楽の知識は音楽家等にしか理解できないものが多いでしょうし、科学の知識は科学者にしか理解できないことが多いというように。

 

また、一言で「覚醒」といっても、その程度は限りなく幅広いものであり、誰もが覚醒するというのは「覚醒することを望んでいる人は、少なくとも覚醒という事の出来る最低限の目覚めには達する」という意味だと感じています。

 

そして、「現実」と「非現実」がどのように融合していくのかについては、これまで人間が慣れ親しんできた「繰り返し」とは異なった所から現れてくると思います。

 

つまり、人間はこれまで進化と言うと、基本的に外からそれを感じ取ってきました。固定電話が携帯電話になりスマホへと進化していくように。人力車が自転車になりバイクになり自動車に進化していくように。

 

しかし、今私たちが経験し始めている進化と言うのは、そのように外からはやってこないと思います。

 

今回の進化は内から訪れるのだと思います。

 

つまり、何か発明されたものによってテレパシーや遠隔透視が出来るようになるのではなく、内側から自分自身の波動上昇により身体的能力としてそれを感じ始めるのではないでしょうか。

 

これまでの人類は、自らをほとんど進化させることなく文明を進化させることを繰り返してきました。

 

しかし、今回は自らを進化させるのです。それがアセンションです。

 

それはもちろん、そうした進化をするに相応しい環境が整ってこそ可能になるのですが、「今まさにパーフェクトに環境が整っている」のです。

 

それは、これまでの人類の歴史の中で、世界各地において預言者と呼ばれる人々により繰り返し予告されてきたことです。その歴史的瞬間が、まさに今なのです。

 

例えば宇宙人がやってきて、虐げられてきた人類を救ってくれるというのは、「真実」でもあるけれど「嘘」でもあるんですね。

 

それは「内側からの進化」として捉えれば「真実」。「外側からの進化」として捉えるなら「嘘」なんですね。

 

私たちはわかりやすい例で言えば「バシャール」等に強力にサポートされているように、あらゆる形でそうした高次元の存在たちにサポートされており、「私たちの進化」にあわせて今後はよりそれをリアルに感じられるようになっていくという事であり、それは真実だと思います。

 

しかし、私たちが「私たち自身による、私たち自身の進化」を放棄して、そうした高次元の存在に進化「させてもらおう」と思っているのであれば、それは「幻想」として消えていくのです。

 

今やいつでも環境は最高なのですが、特に冬至までの今の期間は瞑想や自然散策などによってエネルギーを感じるにはより最高な環境にあると思います。

 

瞑想や自然散策によって、世界と一体化することによってより内側から少しずつ何かを感じられるようになっていくと、アセンションが「知識・ストーリー」から「現実・人生」へと切り替わっていくのではないかと思います。

 

「調和」がキーワードだと思います。

 

なぜ調和が必要なのかを考え、実践し、感じる事を繰り返し、その螺旋階段を上っていくこと。

 

それがアセンションだと思っています。