アセンションの時代

2019年4月以降の主な更新はhttps://sunamibaku.blogspot.com/へ移転してます。

方向性に変わりなし

10月も今日で終わりですね。上旬に世界的に株式市場の下落が加速しましたが、今はそこからの戻りを試しているところです。
 
アメリカの戻りは想像以上に強く、世界経済・金融市場が減速する中で、アメリカだけが一人息巻いて世界を牽引しようとしている感じです。
 
日本は消費税増税によりかなりの景気減速に陥りましたが、量的緩和と円安によって、今のところは株式市場はそれなりに踏みとどまっている感じです。ドルベースで取引している外国人が多いため、円安になるとドルから円への換算で、円ベースでは勝手に値が上がる訳なんですね。
 
アメリカは経済指標を受けて、上旬の下落からかなり戻してきていますが、日本は円ドルの換算によるトリックで値を戻しているだけなんですね。
 
欧州・南米・アジアの各国はそのように特別に下落から強く戻すような理由も無く、早々に更なる下落へと進むのではないかと思っています。
 
想定外だったのが中国の株式市場です。おそらく、不動産バブルの崩壊により引き上げられた資金が株式市場へと流れ込んでいるのではないかと思いますが、不動産バブル崩壊が鮮明になったこの夏以降、株式市場が上昇し始めています。
 
中国の場合は、株式バブルは一足早く崩壊を済ませており、世界が金融バブルにあるなかで中国は株ではなく不動産バブルにあったため、今になって株式市場が再び資金を集めだした形になっているのかも知れません。
 
やっぱり、こうした世界の動きを予測し的確にその変動の時期を見極めると言うのは難しいですね。
 
世界経済が減速する中で、基本的に金融市場が下落を始めているということは、減速する実体経済を金融市場がさらに足を引っ張るという訳で、減速がさらに加速しお互いの減速がさらにお互いを減速させあうと言う構図はすでに始まっていると考えられます。
 
中国では株式市場が上昇を始めていますが、不動産バブルはもはや止めようも無く、株式市場の上昇も一過性のものになると思います。
 
ギリシャ金利も9月中旬以降に再び上昇を始めており、一時的に忘れられていた欧州債務危機が再び表面化しはじめようともしています。
 
性懲りも無くいつどうなると騒ぐのは止めておきますが、方向性は変わることなく旧システムの崩壊へと向かっていると思います。
 
大切なのは、旧システムがなぜ分離的に崩壊していくかを理解し、調和的な新システムはどのような方向性を持って創造されていくことが好ましいのかを、各自のペースでキチンと考え進めていくことだと思います。
 
イメージ 1