「予測と期待」は波動を下げる
結局10月中には、世界の株式市場が崩壊することはありませんでした。
ただ、そうした事の根本へと影響を与える2つの決定がなされました。1つはアメリカの量的金融緩和が終了したことであり、もう1つは日銀が金融緩和の拡大を決定したということです。
そんな中でも、各国の株価が最高値を更新続け相変わらずの高値付近にあるのは、日米欧の中央銀行がお金をジャブジャブに発行してばら撒いていたからです。
つまり、株価は景気を反映して高値にあるのではなくて、お金が有り余っているから高くなってしまったという訳で、中央銀行のそうした政策が今後の株価を決定すると言っても過言ではないのです。
そうした中で、アメリカがそのようなお金ジャブジャブ政策を止めることを決定したのです。
そして、その直後に日銀がお金ジャブジャブ政策の拡大を決定したのです。
結果として思うことがいくつかあります。
現象的出来事の起こるタイミングを予測することは難しいということ。
いずれにしても状況は末期的であり、変動幅を増しながらシステム崩壊へと向かっていくであろうと言うこと。
そして、それとは異なった、エネルギー的・スピリチュアル的な側面から、そうした予測をすることは良くない(エネルギー的にマイナスな影響を生む)ということです。
そうした具体的な現象を予測することは、1つにはたくさんある今後のシナリオを、ごく限定されたものに押し込み、その他の膨大な可能性を排除しようとするエネルギーを生み出すと言うこと。
それから、予測し期待するということは、その可能性を疑うという、ネガティブなエネルギーを内包していると言うことです。
つまり、エネルギー的な視点から好ましいのは、方向性、つまり「調和的な新しいシステムが生まれるために、分離的な旧いシステムが崩壊する」ということをただ純粋に「信じ」、具体的な現われを思考の予測によって限定し、無数の可能性を排除してしまわないという事です。
解っているんですけれどね。解っていても、この物理次元から感じられる変化の乏しさに不満を感じ、現象的な現われを予測し期待してしまう。(笑)
これからは、予測よりも現状の解説までに留めた方が、自分も含めて皆さんを振り回さなくて良いかも知れませんね。・・・と書きながら、性懲りも無くまた書くかも知れませんが、その辺が解っていると言いながらも、本当に深くから理解できていない証拠なのでしょうね。(笑)