アセンションの時代

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笛吹けど踊らず

現在の経済・金融情勢を見ていますと、流れに逆らうという事がいかに難しい事なのかという事がしみじみと判ります。
 
ひふみ神示でも、この世では「時の神様」ほど結構で怖い神様はいないとされています。つまり、時節に逆らってはダメだということです。崩壊の衝撃を弱める動き等、全てを否定するわけではありませんが。
 
経済・金融システムが崩壊に向かっているなかで、政府(マスコミ)や市場関係者たちは、一貫して楽観ムードをつくり出し、大量の資金を流し込んでその崩壊を阻止しようと取り組んできました。
 
決算の数字が悪ければ来期の楽観見通しで見出しを飾り、為替による利益を好景気による利益のように囃し立てたり、その他諸々。
 
給料やボーナスの統計的な数字を見ると、多くの人は現実との乖離を実感するはずです。それは、対象となっている企業が、一部の大手企業を中心としているからです。
 
とにかく良い数字を並べて、楽観ムードで囃し立てて、国民が財布の紐を緩めてくれる事を期待しているんですね。
 
実際に、これまでの分離的なシステムによる流れを肯定して進むのであれば、それは目先の対処両方としては正解なのかも知れません。
 
しかし、今やそんな対応で踊り出すほど、国民に元気は残っていないんですね。疲れちゃってるんです。今の社会に。
 
バブル崩壊が始まって、約25年になります。その間、多少の波はあるものの、一貫して経済は縮小を続け、生活には余裕がなくなって来たんですね。
 
私自身、バブル崩壊が始まった頃に社会人となったのですが、高度経済成長・バブル期を知る人々の話しと言うのは、その後の社会とは異なる雰囲気を伝えてくれます。
 
職場ではバブル時代のたがが緩んだ慣例が次々とマスコミでやり玉にあげられ、「俺たちも同じ事やってるけど、やばいなぁ」と思いながらニュースを見ていた人たちも多いのではないでしょうか。
 
成功が減り、失敗が増えていく中では、失敗をしないための保守的な姿勢が増え、伸び伸びという雰囲気が失われ続けてきたともいえると思います。
 
そして、最終的にはその流れが今から崩壊を向かえるわけですが、それでも社会の歯車として、これまでの分離・競争的な社会を肯定してそれについていこうとする流れは、おそらく最後まで完全にはなくなることはないと思います。色々な意味で最後には無くなるのですが。
 
その一方では、分け合い調和する事で新しい流れを生み出そうとする新しい動きも出てくると思います。
 
古いメロディーに踊りつかれた人々も、その時には新しいメロディーにつられて踊り出すことだと思います・・・が、どうなるんでしょうかねぇ。(笑)
 
チャネリング的な方向性はわかるのですが、実際の現象世界がそれをどう現していくのかというのは、想像が難しい部分ですからね。
 
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