お金が世界をかきまわす
中国では、昨年の夏から様々な経済統計において雲行きが怪しくなってきていましたが、いよいよバブル経済の崩壊が本格化し始めているように思われます。
そもそも、中国から発表される統計というのは役所の都合による数字であるという側面が強く、あまり信頼できないようなのですが、その数字さえも悪化を始めているということであり、実態はかなりの急減速となっている可能性があります。
一方、欧州では各国の株式市場が史上最高値を猛烈な勢いで更新し続けています。ギリシャを窓口として芋づる式に手の施しようの無い、財政的・構造的問題を抱えて、経済的にも厳しい状況の続いている欧州で、連日の史上最高値更新です。(笑)
日本でもあれだけ猛烈な勢いで日銀が量的緩和をしているのです。つまり、経済が拡大していない(物やサービスが増えていない)状態で、お金だけを猛烈に垂れ流しているのですが、そのお金は皆さんの手元にまでキチンと届いていますでしょうか?(笑)
中国・欧州、そしてアメリカも日本も、全てが同じことをしているんですね。
猛烈な勢いでお金を垂れ流しているのです。
お金を印刷してみんなの手元に届ければ、景気は良くなるだろうと言う訳です。
しかし、お金の無い人(99%の大衆)のところには届かないように出来ているんですね。お金の無い人に届く時には、新たな借金として届くのです。
そして、その借金が、前の借金の元金や利息の返済としてお金持ち(1%の富豪)の人々の元へと届けられるのです。
あるいは、株式市場や不動産市場と通して、そうしたお金持ちの人々の資産を押し上げるのです。
もちろん、全てが完璧にそうだと言っている訳ではありません。基本的な仕組みがそうであると言っているのであり、そうでない側面をさがせば、それはそれで色々とあるとは思いますが、仕組みの根本がそうであるという事です。
さて、人類の歴史において長らく続いてきたお金をめぐるゲームですが、このゲームはあとどれくらいもつのでしょうかね?
お金で人生を計れなくなった時、あなたのスピリチュアル的な成熟度が問われる事になると思いますよ。
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