移行の「ペースとバランス」 - アセンションの時代

私たちが新しい次元へと移行するにあたって、もっとも苦労すると思われるパラダイムシフトの１つが、「仕事」や「お金」に対するものです。

それは３次元世界においては、即座に「生存」を脅かす問題を含んでいるからです。そうした「生存維持に対する恐怖」こそが３次元を３次元たらしめた根本的な思考形態の１つであるからです。

高次元においては、仕事やお金という概念は存在しません。

人々は「生き残る」ために生きるのではなく、「ワクワクする」ために生きているのです。

つまり、生き残りという世界観に基づく、これまでの「仕事」や「お金」という概念を握り締めたまま高次元世界へ移行していくことは出来ないのです。

私たちは高次元へ移行する、つまり自分自身の波動を上昇させるにあたって、そうした概念に基づく低い波動と言うものは全て手放さなければならないのです。

しかし、私たちはそうした生存競争に基づくパラダイムの世界を生きてきたわけであり、「仕事＝美徳」「お金＝成功」という概念を少なからず持っています。

確かに仕事やお金に縛られることは波動を低くするからと言って、仕事を止めお金の事を気にせずにやりたいことをやり始めたら、現実的に困難に直面する事になるでしょう。

なぜなら、私たちはまだ波動が充分に上がっていない訳ですから、そうした低い波動の状態で高い波動の一側面だけを真似ても、即座にうまくいくものではないんですね。

しかし、変わる・真似るという事は進歩への第一歩ですから、それはそれで重要な一歩ではあると思います。しかし、よりスムーズに移行したいのであれば、自らの波動上昇にあわせて、バランスやペースを取りながら移行していく必要があります。

つまり、これまで３次元の現実を生きてきた訳であり、これから４次元（最終的には５次元以上）の現実へと移行していく訳で、それはある日突然にパチンとスイッチが切り替わって全てが切り替わるというものではないんですね。

従って移行は、私たちの物理的人生と言うスパンから見れば、徐々に移行していくもの（とは言ってもここからはかなりのハイペース）であり、その移行ペースのさじ加減により波乱にもスムーズにも移行していける訳です。

ただ、そのさじ加減が通用したのはこれまで自主的に移行を進めてきた人たちに対して通用した話であって、これから移行を進め始めようという人たちは、強制的に波乱コースに乗せられることになります。

しかし、だからと言ってそれが良くないのかと言われれば、あながちそうでもないんですね。少なくともこれまで先行して来た人たちが味わったような、ある意味での「孤独」は味あわなくても良いからです。

みんな一緒に背中を押されるわけですから、タイミングとしてはみんな一緒に波乱を味わえるわけです。３次元的な概念に親しんできた私たちには、それは大きな慰めとなるんですね。

　←　よろしくね～。

自分に合ったペースを主導するのは「ワクワク」なんですね。ワクワクに従えば、人生と言うスパンの中に、最善のペースが生み出されていきます。これを目先のスパンで強引に進めると、ただでさえ「苦痛」を伴いやすい移行が苦痛だらけになってしまいます。ただ、それも学びであり、魂の選択肢の１つな訳ですが。