次元上昇する「方法」
私たちは、３次元的思考により次元上昇する方法を根本的に間違って捉えていることがあります。
例えば、私たちは３次元の「不完全な存在」であるために、「努力を積み重ね」苦労する事によって進化し、時間をかけて自分の波動を上昇させる事によって次元上昇と言う成功をようやく手にする事が出来るのだと。
３次元思考によれば、こうした見方は正しいとも言えるのですが、３次元思考は次元上昇前の古い思考であるため、その思考に基づいていては次元上昇は出来ないという事なんですね。
従って、次元上昇前であれば、その様に「努力を重ねて不完全から完全へ近づく」と感じていても、実際に次元上昇を始めるなかでそうした考えは多次元的な視点からは単なる「錯覚」であると気付き始めるのです。
次元上昇を始めている人は、既に多次元思考へと移行し始めている訳であり、そうした人たちからすれば、それは進化ではなく覚醒として感じるのだと思います。
ようは、変化して新しく進化するのではなく、多次元存在としてのもともとの自分を「思い出す（覚醒）」すると感じるのです。
すると、自分を変えて違うものに進化しようという努力は、ある意味においては３次元思考に基づいているもので、３次元的波動を握り締めているという事にもなってしまうのです。
つまり私たちは、本来は自分自身で人生を好きなように選択していけるように人生と言う名の無限のシナリオを持っており、選んだシナリオに沿って経験を重ねる事が出来るのです。
しかし、私たちはあまりにも長い間、３次元の分離的シナリオを繰り返し選択してきたために、５次元の人生を経験するためには、この３次元のシナリオの中で不完全な自分を努力により新しい自分に進化させなければならないと思い込んでしまっているのです。
でも、実際には私たちは多次元的存在で、５次元と言うシナリオを既に持っているんですね。しかし、そのシナリオは３次元思考の私たちには、非現実的な妄想によって生み出された戯言だとしか思えなくなってしまっているのです。
そう信じ込んで、あくまでも３次元と言う波動の中で進化していこうともがいているのが私たち地球人類です。
実際にすでに持っている５次元シナリオを経験するためには、今握り締めている３次元シナリオを手放して５次元シナリオを掴めばよいだけの事なのです。
高次元から私たちを俯瞰すれば、アセンションとはただそれだけの事なのです。
しかし、３次元の罠がそうはさせまいとあらゆる錯覚的トリックを仕掛けてくるので、こんな全宇宙をあげての一大イベントになってしまっている訳ですが。
私たちは、アセンションの過程は「進化」ではなく、「覚醒」であるというところを、言葉的にその表層を理解するだけではなく、今一度深いところから理解しなおすと良いかも知れませんね。
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