アセンションの時代

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「自分」とは何なのか?

私たちは、自分の存在を何だと思っているのでしょうか?

例えば、それを肉体だと思っている人達は大勢います。そうした考えは、この物質的な3次元世界ならではの考えで、この次元がいかに物質に依存した世界であるかの象徴でもあります。

しかし、私たちの存在と言うのは、そんなにも単純なものではないようですね。

私たちはもともとはこの3次元密度の世界を超えた、多次元的な存在でありながら、今はこの3次元密度の世界に意識を集中しているのです。

肉体と言うのは、その3次元密度の世界の私たちの乗り物あるいは器であって、これに繋がる事によってこの世界を体験する事が可能になります。

しかしこの3次元密度の世界は、多次元世界とは異なる特殊な法則・ルールによって成り立っているために、多次元意識がただ肉体の中に入っただけでは、3次元的な世界を理解する事が出来ずに混乱してしまい、この低次元世界を充分に経験していく事が出来ません。

そこで、肉体に入った多次元の私達、つまりハートは、この次元世界のナビゲーターがつきます。それが、マインド(思考)です。

マインドは脳と深く結びつき、ハートは心臓と深く結びつきます。

例えば、好きな人の前では、ハートは調和を求める気持ちを抑えきれずに高鳴ります。しかし、マインドがそれを必死に抑えて平静を装うのです。

あるいは募金箱を見れば、ハートはみんなの幸せのためにお金を入れようかとします。しかし、マインドは自分の小遣いが減ってしまう事を心配し、ハートを押さえ込みます。

電車の中で、お年寄りが立っていれば、ハートは席を譲ってあげようとします。しかし、マインドは自分も疲れているし、しっかりと休むようにと居眠りを装わせるのです。

このように高次元と繋がっているハートは、自分と自分以外存在を一体と認識し、全てが調和を取り幸せになることを望むのです。

しかし、これまでの3次元密度の世界では、それは単なるお人よしで、残念ながらそんなことではすぐにバカを見ることになる波動領域でもあったのです。

3次元密度の特徴は、分離に基づく生存競争の世界であり、マインドはハートを生存させ続けるのが使命であったのです。

ここでいちど整理してみましょう。

私たちは多次元的な存在であり、3次元密度の世界を経験するために肉体に乗り込み、そのハートと強く繋がりました。そして、その低次元世界の案内役として3次元仕様のマインドを得たのです。

つまり、この次元世界に表れている私達という存在は、ハートによって多次元の本来の自分に繋がっているのです。この世界で自分を考える時、肉体もハートもマインドも全てが自分なのですが、多次元存在としての本当に自分を最も表しているのは、ハートなんですね。

ところが、この世界では超過保護な案内人であるマインドが完全に支配権を握ってしまいました。

人はマインドにより、考えて考えて考えれば、全ての問題は解決すると信じて、戦争を終わらせるために核兵器を生み出し、終わる事のない地獄を生み出して来ました。

今を犠牲にして頑張れば、未来には幸せになれると考えて、常に今を犠牲にして、いつまでも来る事のない未来のために我慢し続けました。

お金が得られれば幸せになれると考えて、経済戦争に参加して、必死になって企業戦士であることに耐え続けています。

私たちはマインドに支配されてしまったハートなのです。

ハートの声に耳を傾けてください。ハートはこう言っているはずです。

憎しみや復讐に生きるのはもうたくさんだ、仲良く平和に暮らしたいよ。
いつも未来に脅えて生きていくのには疲れた。今をもっと楽しみたいよ。
今の世界ではお金も必要だけれど、自由な時間・趣味・家族との憩いも劣らずに必要だよ。

アセンションと言うのは、私たちがもと来た高次元へと大きく一歩戻る事です。つまり、低次元で生き抜くためのマインドがいつまでも主導権を握っていてはハートにある高次元へのポータルは開かないんですね。

肉体は3次元世界の乗り物で、3次元仕様のマインドは3次元世界のナビゲーターなのです。

運転席に座っているのは、高次元に繋がるハートであり、それこそが私たちの本質なのです。

ところが私たちは、あまりにも3次元と言う低次元に深く入り込みすぎたために、肉体あるいはマインドこそが自分であると勘違いしてしまっています。

そうした勘違いをただし、ハートに大政奉還する事が、アセンションの始まりなんですね。

地球エネルギー環境は、これまでの3次元から、既に4次元以上の高次元に渡って生まれ変わり分離を始めています。

これまで主であった3次元エネルギー世界は、今では抜け殻として残っているだけです。

社会に目を向けて見てください。地球はその肉体を3次元仕様から4次元以上の仕様に切り替えるために、風雨で地表を浄化し、地震や火山で体制を整えています。主要メディアだけを見ていてはあまりわかりませんが、そうした地球の変化は世界的にかなりハッキリと活発化しています。

また、3次元的社会として機能させてきた、金融・経済等の主要な旧システムは、完全な崩壊に直面しています。表面上の体裁だけは必死に保っており、劇的なものとして感じている人はまだ少ないかも知れませんが、もう直ぐ始まるのは、システム内での循環的な不調ではなく、システムそのものの壊滅です。

これら、地球や社会システムの変化は、アセンションだとか多次元だとかいう話を別にしても、常識的に見て明らかな変化です。

例えばほんの一例ですが、日本政府は1000兆円以上の負債を抱えています。年間の予算は100兆円程ですが、その内の50兆円程は新規の借金です。

これを一般家庭に例えてみましょう。

年収500万円のあなたの家庭は、毎年新たに500万円の借金をしています。そして、借金残高は今や1億円にもなっているのです。

借金を減らさなきゃ!だけど、借金の増加を止める事さえも不可能な状況なのです。そして、今やお金を貸してくれるところも無くなってきたので、自分(日銀)でお金を造ってそれを使っているようなものなのです。

実際には、テクニックとしての様々な奇策はあるのですが、現実的に今の崩壊への流れを逆流させるだけの力はないんですね。

そして、こうした危機は日本だけのことではないのです。

欧州の夢であった統一通過ユーロは、そのシステムの根本的な矛盾から、数年以内に消滅することになる可能性がとても高いです。

また、中国は人類史上最大のバブルが昨年から本格的に崩壊を始めています。現在は不動産バブルの崩壊を株式のバブルでフォローしている状態ですが、実体経済の失速は急激で、株式バブルの崩壊が近々起これば、中国は手の付けられない状態になるかも知れませんね。

その他の先進国や新興国等も全てが似たような状態にあります。

これらは、アセンションと言う人類の次元上昇というイベントにおける社会的な現れ(旧システムの崩壊)であることを理解する必要があります。

3次元マインドはこう言います。

「お金を貯めなきゃ。」

3次元的な社会システムが今後も続いていくのであれば、それも良いでしょう。そして、3次元マインドには根本的なそれ以上の発想は出てきません。お金は今から紙くずになるけどね。

しかし、私たちは本物の答えを持っているんですね。ハートの中に。

「困ったのなら、みんなで助け合おう。」

それが答えなのです。「お金」と「助け合い」、どちらが大切か見誤ると痛い目にあいますよ。まあ、それも魂の勉強であり、いずれを選択するかは自由意志により尊重されますが。そして、自分の蒔いた種を刈り取るということは宇宙の法則です。

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