アセンションの時代

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上海株式市場の大暴落

今日は、いつもとは違った視点から記事を書いて見ます。旧システムの崩壊の一端として捉えていただけたらと思います。

混乱がやってくると脅えるのではなく、あくまでも大きな流れの中の1つの現われとして捉え、物事に飲み込まれずに、状況を把握して、地に足を付けたアセンションを進めていけるといいですよね。

現在、中国の株式市場が大変な事になっています。

中国では、2年ほど前から汚職の取締り(という名目での権力闘争)が厳しくなっており、それまで不正蓄財を溜め込んで不動産投資をしていた人々が、摘発を恐れて不動産を処分し、資金を簡単に移動させる事の出来る株式市場へと振り向けて来ました。

これにより、1年半くらい前から不動産バブルの崩壊が表面化し始め、1年位前から経済が失速し始めていました。

ところがそれにも関わらず、フットワークの重い不動産を処分したお金が、簡単にお金を動かせられる(逃げられる)株式市場へと流れ込み株価が上昇を始めました。

景気の失速により株価が下がるべきところなのに、需給関係から株価が上昇し始めたのです。それを見て、一般の人々が株を買い始め、政府の株式市場活性化策にも乗って、上海総合指数は1年半で約2.5倍にも跳ね上がったのです。

景気が失速する中で、短期間に株価が2.5倍になってしまったのです。明らかなバブルです。

そして、ついに先月から株価が下落を始め、なんと1ヶ月の間に30%も値下がりしてしまったのです。これだけでも大変な事なのです。

所が、中国政府の失策により、上っ面の大暴落以上に実態は大変なパニックになっているのです。

政府はここの所、暴落を阻止するため次々に対策を打ち出しているのですが、海外の投資家にしてみればどれも理解しがたいものばかり。中国と言えばもともと共産主義であり、株式市場との付き合いがとても浅いんですね。

政府は必死に対策を打ち出すのですが、結果はそれによって下落圧力が温存され、株価が反発のタイミングを失ってしまっているのです。ただ、バブルが膨らんでしまった段階で、すでに手遅れであり、失策がなくても暴落は避けられない運命に変わりはありませんが。

ただ、中国の金融市場と言うのは、世界的には解放されていないため、この暴落が即座に世界の金融危機へと広がる可能性は小さいです。

ただ、中国の投資家たちが、損失を補うために海外の株式・債券等を売却し始めており、さらに中国と経済的に強い結びつきがある、アジアの国々等は暴落を追うようにして始まる景気収縮の影響をもろに受けることは避けられません。

中国は今や、アメリカと並ぶ日本の二大貿易相手国の1つなのです。

中国のバブル崩壊は、約1年半前に始まった不動産市場に続き、ついに株式市場でも始まりました。

景気は1年前から、良い数字に塗り替えられているという中国の経済指標でさえ、失速を示し出してきており、いわゆるシャドーバンクの倒産が増え、社会問題化してきています。

そこへ来てこの株式市場の崩壊です。暴落を恐れた企業が市場での株の売買の停止を申し出て、取引停止の銘柄が昨日時点で5割を越えているんですね。これらは、取引を再開された時の売り圧力として温存されている状態です。

中国の株式市場の中心は個人投資家であり、今後、景気が一気に冷え込むことが予想されます。負の連鎖が始まるんですね。

日本の輸出も失速することになるでしょうし、話題の爆買いも影を潜め、観光客も減少していく事になるでしょう。

そして、中国同様に、世界の株式市場はどこもがバブル状態なんですね。

お金が無いなら刷ればよいという「量的緩和」政策により、刷られたお金は停滞する実体経済を避けて、株式・債券市場へと流れ込み続けていたのです。日本で言えばアベノミクスの第一の矢ですね。

それにより、日本の株式市場も日経平均株価は、この2年半の間に2倍以上になっているのです。皆さんは、この2年の間に景気が2倍に拡大したと思いますか?

拡大したのは景気ではなく、量的緩和によって市場に流し込まれたお金の量なんですね。当然、その株価は実態を反映してはおらず、いずれ崩壊する事になります。

(ただ、その崩壊後に訪れる「インフレ」までを見越して、資産防衛の1つとして株式は有効であると書いたことはありますし、今もそう思っています。)

ここまでに、この1~2年のスパンで記事を書きましたが、こうした流れは10年20年~100年~500年というくらいの長い金融支配体制の最終的な崩壊として、今はじまっている事なんですね。

目先だけに捉われて、物事に飲み込まれてしまってはダメなんですね。

中国のバブル崩壊により、現在、商品市場が下落し始めており、世界中の株式・市場がバブル崩壊を待っている状態です。

かたやギリシャではユーロと言う通貨の崩壊が確実に進行しており、ギリシャのデフォルト(倒産のようなもの)により世界各国の債券市場に発生しているバブルも揺らぎ始めております。

アセンションは旧システムの崩壊を当たり前の流れとして織り込んでいますが、私たちは実際にそれを把握して捉える事があまり出来ていない様に感じられます。

漠然とした不安は感じていても、実際具体的に物事の流れを掴めていないのです。

そして、それらに対する最大の対策は、スピリチュアル性を高め波動を上げる事であり、それもまた言葉では理解していても、実際に自分の日常の中の感覚からそれを流れを持って感じ取っている人と言うのが少ないのではないかと心配しています。

つまり、現実とスピリチュアルが乖離してしまっている傾向があるという事です。

現実から乖離したスピリチュアルって、そんなあり方おかしいんですよね。それはただ、スピリチュアルがまだ成長できていないという事なのです。

私たちはそうした現実を把握し、「今、調和的であること」に力まず伸び伸びと集中していかなければなりません。

焦っても、不安になってもダメなんですね。それは、この世界も属する多次元世界の仕組みに対する理解不足なのです。それらは、波動を下げる事にしかなりません。下がった波動には、それに相応しい困難が引き寄せられてきます。

私達全ての人々にとっての、最大の学びのチャンスは「今」の中にのみあります。「今」に集中して、伸び伸びとワクワクしていく事によってのみ、それを見つけ出し成長していく事が出来るのです。そして、調和が引き寄せられるのです。
 

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