④ 3次元を俯瞰する
私たちは3次元の世界に生まれ、それを当たり前の世界として生まれて来ました。
井の中の蛙が大海を知らないように。
そこで、私たちは自分が当たり前として受け入れてきた世界が、より広い視野を持って俯瞰すると、どういう特徴を持った世界であったのかを知る必要があります。
私たちの世界は「物質」に基準をおいていることに特徴があり、それを得るために「お金」を最高神のように位置づけている事に大きな特徴があります。
そして、社会に張り巡らされたお金の仕組みによって、「分離に基づく、搾取的なシステム」が機能し続けてきました。
前の記事にも書いたように、3次元の特徴は、「エゴ」による、自分を世界(大いなる全て)から分離した存在であると思い込んだ幻想によって成り立っています。
従って、全てを一体だと感じて調和を求める以上に、分離したもの達の熾烈な生存競争が第一に優先されます。
その生存の成否を分けるのは、社会に張り巡らされたお金のシステムにいかに順応する事が出来るかなのですが、このお金のシステムと言うのが、幻想をより強化する分離的搾取的なシステムなんですね。
お金の仕組みというのは、「利息」によって成り立っています。利息とは、お金の無い者が、お金のある者からお金を借り、返す時には借りたお金はもちろん、さらにお金を上乗せして「利息」としておさめるという制度です。
つまり、お金の無いものはそれによってますますお金の無い方向へと向かう傾向を持っており、お金のある者は何もしなくても自動的にお金が流れ込んでくるというシステムなのです。
お金と言うものは、こんなにも私たちの生活に密着しているものでありながら、私たちはお金の流れというものを正しく学校で学ぶ機会を与えられていません。
「当たり前」ですね。人々がそれを知れば、お金持ちによる搾取的なシステムが放棄されてしまうからです。搾取される人々には、学歴を餌にして、受験と言う競争の渦の中で適当に支配体制に害の無い事をただひたすら頭に詰め込ませておけば良いのです。
自立した知的な大衆は支配しにくいんですね。
従って、3次元と言う分離の幻想世界を支配する者たちは、大衆を依存的で本質に対して無知な状態に保っておく事が必要なのです。
支配者は分離と言う幻想に基づく争い(競争)を利用して人々を支配し、大衆は競争の渦の中でその日を生きるために気付かずに支配されて来ました。
大衆が勝利する戦争と言うものはありません。戦争で勝利するものは、いつも軍需産業と巨大金融機関なのです。つまり、そのオーナーである大金持ちだけがいつも得をしているのです。
あるいは、フリーエネルギーなどは、とっくに発明されているんですね。有名な例では、ニコラ・テスラの発明などがあるでしょう。発明王と称されるエジソンは、大金持ちに従いましたが、ニコラ・テスラはそれを拒み歴史から消される事となりました。
フリーエネルギーの発明により、「銅」の市場を支配していた大金持ちは、「銅」が暴落する事を恐れたのです。つまり、世界中に張り巡らされた電線が必要なくなってしまうのです。
それが、自分にどれ程の大損害をもたらすかを知り、出資していた研究費を打ち切り、様々な妨害工作を働きもみ消してしまったのですね。
例えば、「今」これが普及したらどうなりますか?
そうした富によって、アメリカの大統領選挙や様々な学会等々を通して実質的に世界を支配してきたと自覚している彼らには、そんな事には耐えられないのです。
しかし、私たちにしてみれば、働いてお金を払って得ていたものが、ほぼ、ただで手に入るようになるのです。それは、電気に限った事ではありません。全ての製品はその製造過程で電気を必要としており、その分が原価として価格に転嫁されているのです。
そうした負担までもが全てなくなるという事は、大衆にとっては想像を絶する日常革命が起きるのです。
働く必要が減れば、人々は趣味を通してのボランティアへと生きがいを求め始めるのが宇宙的な文明の中での傾向であるようです。
それをしなければ生きていけないというのではありません。それをしなくても生きていけるけれど、人々は生きがいを求めて、それらを始めるのです。
それが、3次元世界から4次元世界への転換点となります。
私たちは今、その転換点のど真ん中に立っているのです。
これまでがどういう世界であったのかを知る事が大切です。人のマインドというのは、「変化」を恐れてこれまでと同じ明日を求める傾向を強く持っています。
そうした傾向を乗り越えるためには、これまでどの様な世界で私たちは生きてきたのかを正しく認識し、これからどの様な世界へと向かうのかを見通さなければなりません。
これまで私たちが、何も知らずに搾取され続けてきたのは、1つには、私たちがそれを「知ろうとせず」、「今日と同じ明日」を求め続けてきたからなのです。
支配者はごく小数の人々であり、大衆がそれに気付きそっぽを向けば、そうしたシステムはなりたたなくなるのです。
それが今、象徴的に現れているのがギリシャです。
先の国民投票では、ヨーロッパの支配者の代理人である各国の与党政治家たちは、YESに投票するようにとマスコミと一緒に促しましたが、ギリシャの国民はNOを選択し、各国野党の中にも、そうしたギリシャの「支配からの自立」を称える政党が複数存在していました。
こういう3次元に広まってきた支配体制というのは、書き出したらきりがありません。今や、それを示す情報が「隠されている事が問題ではない」のです。情報はそこかしこから広められているんですね。
問題は、人々がそうした体制に「依存」し、「自立を拒んで」そのような情報をいぶかしがって遠ざけ続けている事にあるのです。
騙す方も「分離的で波動の低い」状態にあるのですが、騙される方も「自ら分離的で波動の低い状態を握り締めている」ということなのです。
多次元的な視点から見れば、この宇宙には「被害者」というものは無いんですね。日常的な意思であれ、魂的な意思であれ、何らかのレベルの自分の意思で私たちは学びのためにその経験を選択しているんですね。
それを乗り越えたいのなら、自分の足で乗り越えていくしかないことは言うまでもありません。
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