(4)今から崩れ行く世界
(4)競争社会
人は物質文明の発展によって何を得てきたでしょうか。
簡単ですね。
私たちがそれによって得たのは、「ますます激しい競争」です。
それは決して物質文明の発展に原因がある訳ではないのです。それを利用する存在に問題があるために、そんな使い方しか出来ないのです。
つまり、私たちがスピリチュアル(霊的・精神的)な存在として、あまりにも幼すぎる事に問題があるのです。
そして、私たちは考え続けて来ました。
「もっと、物質文明を発展させれば、その問題は解決するだろう」と。(笑)
だ・か・ら、問題は物質文明じゃなくて、それを使う私達自身にあるんでしょ!っていう話なんですよね。
私たちは有限の物質を奪い合うために競争する(争う)のではなく、無限の精神世界を探求する方向へと舵をきらなければならないのです。
なぜ、私たちは物質文明に極端に偏った発展を続けてきたかご存知ですか?
大衆を「支配」する時、大衆を有限の世界に閉じ込めて、隣人同士を競争させておけば、コントロールする事が簡単になるからです。
つまり、いわゆる金融マフィア的な人々、というかそれらは血族的な存在なのですが、そうした人々は、肉体的個人としてではなく、血族的な流れの中で世界を支配する事を夢見て実行してきているんですね。
これまでにも書いてきたように、彼らは、個人の人生の中での完結を目指すばかりではなく、血族的な流れの中での世界支配という目的のために代々生きてきているのです。
そのために、これまでに書いたような金融システムや経済システム、権威構造などを着々と世界に構築してきたのです。
私たちは、そうして築かれた社会システムの中で、隣人たちとつまらない競争をしながら、人生をお金を稼ぐ事に費やし、それで物を買って幻想的な幸せを追い求めたのです。
物を持てば幸せになれると思って。
なぜ?
だって、テレビ等で支配者たちが所有するマスコミが、そう教えたからです。
お金持ちになれば、バラ色の人生が待っている。さあ、働け働け。物を持つことが君たちの幸せだ。あれも買おう、これも買おう。それが君たちの幸せだ。
(お金が足りなければ住宅ローンでマイホームを建てよう。カーローンで自動車を買って、カードローンで家具も買おう。そして、利息を払え!利息を払え!金持ちのもとへお金を払い続けろ、奴隷ども!)
さて、奴隷の皆さん。あなたは、それを信じて幸せになれましたか?
私は、奴隷である事に飽きてしまいました。そろそろ、このゲームから降ろさせてもらおうと思っています。
皆さんはどうされますか?
選択は自由です。何と言っても、ここは地球。「自由意志」の惑星なのです。
「そんな考えは現実逃避だ!」
「競争から逃げるための妄想だ!」
「甘ったれている!」
「現実的じゃない。バカじゃないの!」
そう思われる方も多いと思います。
3次元的エゴとしてのマインドは、過去の経験から、その世界での生き残りを導き出し、生存競争へと駆り立てるという役目を持っています。
過去の経験の中に無い新しい道を示された時、エゴとしてのマインドは、その未知に脅えおののくのです。
つまり、新しい可能性に脅え必死になって抵抗し、何としてもこれまでの自分の経験を肯定しようとするのです。
その壁を乗り越えるためには、ハートを主体として、マインドをそのサポーターとしての位置に移さなければなりません。
私たちはマインド(考える)事を自分の主体とし、ハート(感じる)事をサポーター以下に押さえ込んできたのです。
ハートは単純に助け合い喜び合う事を求めているのに、マインドがそれに逆らって、「そんな甘い事を言っていては生きて行けない」として、考えて考えて、底なしの競争と言う罠にはまり込んで行ったのです。
マインド(考え)に主導させるから騙されるんですね。ハート(感じる)は騙されることはありません。
なぜ、私たちはそうした人間というものを理解していないのでしょうか?
自分達が人間でありながら、あまりにも人間と言うものを知らなさ過ぎます。
なぜ、それを学ばなかったのですか?
受験競争で訳のわからない公式や単語を頭に詰め込むことが忙しくて、そんな「暇」は無かった。
はい。そうですね。
それは、あなたが望んだ道だったのですか?
望むとか望まないとかいう問題ではなく、それが自分の前に当たり前に敷かれた道だったから・・・。
それを社会システムというのです。
これまでの社会システムはあなたの幸せを実現しましたか?
するわけがありませんね。もし、幸せを感じているのだとしたら、あなたは自分に課せられている小さな枠の中で、最大限の幸せを感じているに過ぎないのです。
自分の可能性を過小評価しているという事です。
前にも述べているように、今、崩壊を始めている社会システムは、「エゴ的な支配者のためのシステム」であって、「私たちのシステム」ではありません。
アトランティス崩壊後、この地球上には「私たちのシステム」は存在してきませんでした。そこにはただ「エゴ的な支配者のためのシステム」が延々と構築されてきたのです。
そして、そのシステム構築が頂点を迎えた時、必然的な歪みが最大限に達して、轟音と共に大崩壊を始めたのです。
自分達が、どういう時代を生きているのか、真剣に考えてみる事をお勧めします。
もちろん、選択は自由意志です。エゴ的な支配者の手のひらの上に生まれ、そこから降りることを恐れて、そこにしがみ付く事を正当化して脅えながら生きるのも、許された選択肢の1つなのです。
ただ、私は降りますけどね。(笑)
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