アセンションの時代

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波動を感じる

次元を上昇させると言うと、私たちは日常現実としての実感の中でそれを捉えかねて、現実と区別した知識としてそれを受け入れるに留めます。

つまり、知識として私たちが次元を上昇して行くと言うことを受け入れながらも、そこに「実感」が伴ってこずに、ただ思考の世界だけがそれを知っている状態に踏みとどまっているのです。

まず、思考においてそれを受け入れるということは、確かに大きな一歩ではあります。しかし、その一歩は次なる二歩目に引き継がれて行く必要があります。

多くの人は、この二歩目を自己の内面に模索しているのですが、また一方では、自己の外面を模索する人たちも多くいます。

外面を模索する人たちの例としては、「私たちはいつまで待っていれば、宇宙的なイベントとしてのアセンションが私たちを高次元へと引き上げてくれるのだろう?」と待ち続ける場合です。

この場合、一歩目がキチンと完了していないとも言えます。つまり、思考においてアセンション的世界観を正しく受け入れられていないのです。

この一歩目を正しく踏み出していれば、二歩目は必ず自己の内面へと向かい、内面に変化を起こすことによって自己の外面にそれが現れます。

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例えば、常に仕事に追われて、焦りとプレッシャーの中で日常を繰り返していた人が、アセンション的な世界観を思考の中に受け入れ、内面から自己に変化を起こしたとします。

その人は、仕事を辞めて、田舎へ移り住んでやりたかった仕事を始めます。豊かな自然の中で、格安の借家を借ります。農家の販売所で食材も安く手に入ります。それまでのお付き合いとしての無駄な交際費も無くなり、収入は激減しましたが、何とか日々の生活くらいはやっていけそうです。これまでの貯金もあることですし。

こうして、好きな仕事をしていきます。それ程、仕事の量は多くないおかげで、自然の中をゆっくりと散策する時間を手に入れることが出来、コンビニ弁当や外食も無くなり、季節の食材を調理しての食事に切り替わりました。

興味を持っていたスピリチュアル的な情報に触れられる時間も増え、自然散策や瞑想、あるいは近所の人たちとの付き合いの中でそれを実践して行く余裕がうまれました。

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波動上昇を、SF的な魔法のような、ハッキリとはしないけれど何か自分を幸せに変えてくれるような特別な出来事と捉えている人は意外と多いのかも知れません。

しかし、基本的に上に書いたような生活の変化が、「波動上昇そのもの」なのです。

そうした波動上昇の先に、大きなアセンションという結果が現れてくるのです。そこには、多少SF的な要素もあるのかも知れませんが。

内面世界と外面世界と言うのは、右足と左足の関係なのですね。片方だけが、もう片方を取り残して進んで行くことは出来ないのです。特に地球の波動がかなり上昇してきた現在、そしてこれから先の世界では、それは絶対的とも言えるのです。

波動と日常の関係は、空気と風の関係に例えることが出来るかも知れません。

空気は、ただ目の前にあっても、それを捉えることは出来ませんが、風としてそれを感じることが出来ます。

同様に、波動はそれ自体を捉えることは出来ませんが、日常の出来事としてそれを感じることが出来るのです。

アセンションを、自己の現実の中に捉える試みを続けてみましょう。思考と現実を繋ぎ合わせて、現実の中でアセンションの流れを捉え始めてこそ、アセンションを楽しむことが出来るのだと思います。