アセンションの時代

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分離する世界

例えば、今回のような「災害」が起こったり、金融システムの崩壊のような「混乱」が起こったりする時、アセンションに関心を持つ私たちは、アセンションが進行しているのだと「誤解」する傾向があります。

その全てが誤解である訳ではないのですが、肝心なところが誤解されやすいのです。

それらの出来事と言うのは、確かに地球の変化であり、人類の変化であります。地球の波動が上昇し、人類の波動が上昇して来ていることの表れである事は間違いありません。

しかし、私たち各個人の波動は、また別問題なのです。

地球の波動や人類の波動が上昇することで、私たち個々の波動も、それを上手く捉える事が出来れば、急激に上昇させる事が出来る環境に置かれているのです。

しかしそれは、ただ待っているだけで自動的に自分の波動が上昇するというものではないのです。

私たちは待っているだけで、波動の高い「環境」へと移行してきていますが、だからと言って、私たち自身の波動が自動的に高い波動へと上昇していく訳ではないのです。

波動の高い環境は、私たちの波動をより高く押し上げようとする「上昇気流」です。

私たちは、この上昇気流を現在各自のいる高度(波動の高さ)で受け始めています。

バシャールは、2010年~2015年までが、私たちに与えられた未来選択の期間だと繰り返し伝えてきました。

これは、本格的な上昇気流が起こり始める2016年までに、各自それぞれに望む高さまで上昇して、そして2016年から吹き始める上昇気流を捉えなさいという意味なのです。

このブログでは、これまで繰り返し書いて来た様に、この上昇気流が吹き始めてから、それを捉えやすいより高い位置へと移動しようとしても、吹き上げる風の中ではそれはとても難しい事なのです。

これまでの平穏な日常の中で、時間をかけて知識を定着させ、それを実践に移せるように色々な経験を重ね、自己のスピリチュアル性を向上させる事を心がけることは、その気になりさえすれば充分に可能なことでした。

しかし、災害で金融危機で混乱が始まったとき、食べ物が無い水が無い、お金が紙くずになってしまうというその時に、「よし、スピリチュアル性を向上させよう」とのんびりと取り組む事は、とても難しいことなのです。

そこから先は、これまでに上昇させた自分の波動(スピリチュアル性)によって、ただひたすら実践を繰り返していく場になるのです。

これを、わかりやすく数字に置き換えて言うと、これまで各自が育てた波動の水準が、高い人から10.9.8.7.・・・というように並んでいるとします。その自分の波動を持って次々に実践でもまれていくとどうなるかというと、100.90.80.70・・・というようにそれぞれの差が開いていくのです。

これまで私たちの波動(光)は、5~1の域内に集中的にまとまって1つの世界を成していたとします。

この光が2012年というエネルギー的プリズムを通して、分光し始め10~1に広がっているのです。(数字は単に例えですが)

しかし、これまではそれでもまだ分光のスピードはゆっくりで、それまでの自分の波動と異なる波動域に移行することは比較的簡単でした。環境的に安定しており、時間をかけてスピリチュアル性を向上させる取り組みに力を注ぐ事が出来る環境にあったからです。

しかし、ここからは分光のスピードが加速し始めます。分光と言うのは、進めば進むほどにその分離のスピードが増していくのです。

ただ、まだしばらくは、現在自分が選び持っているスペクトルの位置から、別のコースへと移り変わる事は可能です。分光はより大きくなり始めているものの、まだ移動が可能な水準にあるのです。

この様に、進行する時(変化)の中で、ただ「待つ」という事は、これまでにも繰り返し書いて来た様にとても・とても・とてももったいない事なんですね。

ただ、一発大逆転ではありませんが、もしうまくスピリチュアル的な成長の上昇気流を掴めば、スルスルッとこれまでにはあり得ないスピードで波動上昇を達成する事ができる可能性があるのも、今から数年の期間の魅力であるとも言えるでしょうが。