「2016年の秋」について
マスターと呼ばれる人々は、既にアセンションした人々なのだろうと思います。
そうした人々は、次元や波動というエネルギー的な体験をほとんど語りません。彼らが語るのは、「スピリチュアル」な成長を促すものに焦点が絞られています。
なぜなら、それが人(魂)の成長の本質であるからです。
そして、そこにのみ焦点を当てる事が、人々の成長を促すのに効率的であるからです。
例えば、マスターが次元や波動の仕組みなどに基づく超能力的な可能性について語り、見せだしたとき、人々の反応は大きく2つに分けられます。
1つは、それをペテン師だとして、そのトリックを暴こう、あるいはただ貶そうとする人々。
もう1つは、それは神の御業だとして、ただ崇めてしまう人々です。
インドのサイババという人は、何もないところから物を生み出す事で、人々のそうした反応を証明しました。
これによって示されたように、そうした事をきっかけにして、より真理とスピリチュアルを探求し始める人もいるのですが、多くは否定する人と崇める人に分類されてしまい、人々の精神性の向上にはかえって逆効果にさえなってしまうのです。
そのため、現在のマスターたちの多くは、ただスピリチュアルなメッセージのみを伝え続けるのです。
つまり、このブログで繰り返し書いてきているように、アセンションは「時間」によってみんなに一斉に起こるものではなく、「自己の変化」によって準備のできた人から順番に経験していくことなのです。
2016年の秋というのは、全ての人に一様にアセンションが起こるのではないと思います。
その時に起こることは、全ての人に一様にエネルギー的に強いサポートの波が訪れるという事だと思います。
そして、その波によって、準備のできた人々から本格的なアセンションの波が起こり始めるという事ではないでしょうか。
サポートの波は強く大きく、それに逆らえばその荒波に飲み込まれて揉まれる事になるでしょう。その波に委ねれば、一気に上昇することも出来るでしょう。しかし、そのためには、サーフィンと同じようにテクニックが必要であり、つまり、精神性が向上していることが必須となるのです。
つまり、この秋に起こるのは、「あなた自身」に起こることではなく、「あなたのいる環境」に起こることなのです。それをどのように経験するかは、あなた次第なのです。
それは、あなた次第で、アセンションも出来るし、苦しむことも出来るという事なのです。
これまでも書いてきているように、2016年秋をただ待つという事は、とても勿体ない生き方なのです。
実は、アセンションというのは、世界の波動が上昇し世界が変化する事ではないのです。
アセンションとは、あなたの感覚が変化し拡大する事によって、これまで感じられなかった世界を感じ始めるという事なのです。
3次元の世界はどこにありますか?それは、「今・ここ」にあります。
4次元の世界はどこにありますか?それも、「今・ここ」にあります。
5次元の世界はどこにありますか?それも、「今・ここ」にあります。
つまり、全ては「今・ここ」にあるのであって、次元が上がるとか下がるというのは、それをどう感じるかによって生み出される「経験」なのです。
実際には「今・ここ」にある世界が変わっているのではなく、私たちの感覚が拡大する事によって、既にあったけれどこれまで感じ取れなかったもの(世界)を感じ始めるという事なのです。
大切なのは、「外側の世界」ではなく「自身の経験」です。
「自身の経験」を疎かにして、「外側の世界」が拡大する事はありません。いつまで待っていようとも。