アセンションの時代

2019年4月以降の主な更新はhttps://sunamibaku.blogspot.com/へ移転してます。

「北方領土」が意味するもの

私たちが経験している現実は、自身の波動が物質的世界として表現されたものであるという事を理解しておく必要があります。

それを押さえた上で、現在の世界の動きを捉えてみようと思います。

先週の金曜日に、イギリスが国民投票によりEUを離脱する事が決まりました。

これによって、世界中の株式市場は暴落し、為替市場も大きく揺れ動くことになり、株式市場だけで約330兆円の時価総額が吹き飛ぶことになりました。

ただ、本来はそんなに大騒ぎするような問題では無いと思うのです。EU離脱と言っても、突然に次の日に抜けるという話ではなく、今から2年の時間をかけて準備をし、それから離脱するという話なのです。

つまり、暴落を仕掛けられていると考えることも出来るのです。

ここで、ネガティブな支配者たちの性質を思い出してみようと思います。彼らは、世界を1つにまとめてトップダウンの組織体制で地球上を支配して行こうとしていました。

そうした流れが、EUという組織や、TPPと言った制度を構築して来ていたのであり、いわゆる「グローバル化」の流れであったのです。しかし今回、このグローバル化の流れが、ハッキリと目に見える形で逆流を始めたのです。

そのような状況にまで追い込まれて、ネガティブな人々が、一枚岩となって動いていられるでしょうか?

無理でしょうね。ネガティブな力は、バラバラに分離する性質を持っているのです。それを、恐怖心を利用することでまとめていただけなのですから。

例えば、今、「一時的に」優位に見えるのは、「金融」をコントロールしている人々です。彼らは、アメリカの中央銀行を利用して、「量的緩和」と称して世界中に膨大な金額の資金を提供してきたのです。返すことが出来ないほどの。

そして、金利を上げることで、それらの借金を背負った国々を破綻させようとしているのです。

彼らは、そうした国々の破綻で金融市場が激しく動くことを見越して、それによって大もうけするために、デリバティブという種類の金融商品に賭けているのです。

「金融」によってそうした攻撃を仕掛けている窓口となっているのが、イギリスの「シティ(金融街)」であり、アメリカの「ウォール街」なのです。

そして、罠に嵌められたのが、ドイツ・フランスなどのEU諸国や中国、その他の国々と言えるでしょう。

その中でも、うまく対応しているのが日本であり、ある意味で正面から対抗しているのがロシアと言えるかも知れません。

日本は金融の仕組みを開き直って逆利用し、ロシアは金融というマネーゲームを排除した仕組みを構築しようとしています。

そして、日本とロシアは、ともに手を組みたくてしょうがないのです。それを阻止したいのがアメリカです。

アメリカは、これまで自らが取り込んできた日本を、自らに逆らうロシアから遠ざけておきたくて仕方がありません。

ロシアは逆に、日本と組むことで、極東地域を何とか発展させたいのです。極東地域の人口は、年々加速的に減少してきており、国土を維持することが難しい現状にあるのです。

さらに、中国と国境を接する地域では、膨大な数の中国人が国境を越えて流入してきており、強い危機感を募らせているのです。

日本は、これまでのようにアメリカとだけ組んでいる限り、ロシアや中国と敵対する可能性が強く、これらの大国の間でバランス点として自国を位置づけさせたいのです。

しかし、これまでの硬直した関係、つまりアメリカが味方でロシアが敵という雛形を壊すことはあらゆる意味で並大抵のことではありません。

しかし、日本とロシアの間には、それを可能とする1つの大きな切り札が用意されているのです。それが「北方領土」です。

この北方領土には、最近になって軍事基地が建設されています。

安倍首相は、これまで西側諸国の反対を押し切ってまでロシアとの積極的な外交を継続しており、今年の秋に1つの答えを出そうとしています。

北方領土についても、これまでとは異なるアプローチで強く大きく話を進めているのです。

これが、北方領土返還という形で話がまとまれば、日本とロシアはともに新しい時代への起爆剤として大歓迎することでしょう。

逆にアメリカと中国はこれを阻止したいことでしょう。

また、返還された北方領土に建設された軍事基地に、ロシア軍の駐留を認めれば、沖縄のアメリカ軍基地に対峙する形で、日本がバランス点として機能することになるのです。

例えば、ネガティブな平行世界では、これによって巨大地震や富士山噴火の混乱に乗じて各国が日本を分割統治してしまうような現実もあるかも知れませんが、それはあくまでもネガティブな世界の話であり現実化させなければ良いのです。

いずれにしてもここから先は、集団社会的にはどの道を進んでも綱渡りを経験せざるをえない訳であり、これまでの固まった常識で世界を捉えないことです。

これまでは、同じ前提条件の中で、車輪車の上を走るように、ただクルクルと本質的変化の無い現実を繰り返していた訳なのですが、今はもうそうした世界ではないという事なのです。

今は、これまでの固定された前提条件に基づく車輪車から降り、それぞれの波動世界に向かって現実が本質的な部分から変化を始めているのです。

先週の金曜日に起こった、イギリスのEU離脱決定は、物質的現実世界に上がった「狼煙(のろし)」なのです。

今後、世界の株価が急激に値を戻すようなことがあれば、またもう少し先延ばしになる可能性も無くはないですが、金曜日にあった世界の株式時価総額330兆円の暴落は、これまで隠し続けていた金融の「歪み」を表面化させるには十分な金額であり、それが表面化することで、経済の「歪み」も自動的に表面化されることになっていくでしょう。




そう言えば、この電子書籍の改定(追加)部分を一度載せないといけないですね。気にしつつも、ネットに繋がっているパソコンにワードが入っていなくて、ずるずる先延ばしになっています。すみません。