現実的なアセンション
「私たちの目の前に広がる世界は、自分を映し出す鏡である」と、よく例えられます。
では、例えではなく、そのままストレートに言えばどうなるのでしょうか?
それをストレートに言ってしまえば、「私たちが体験している世界は、自分の波動が多次元的な仕組みによって、物理的世界として映し出された幻想」です。
これが真実であり、あとの問題は、これを「受け入れられるかどうか」というだけの事です。
では、この事実を受け入れると、これまでの私たちの考えは、どのように変っていくことになるのでしょうか?
それは、外の世界の中にポツリと存在している不完全で小さな被害者としての自分から、全てを自身が生み出している世界の創造者としての自分へと、自己認識が変化することになるのです。
ただ、それはゼロからの創造ではなく、私たちは「地球」という表現に合意した集合意識の中でそれを行っているため、そうしたルールというか法則を適用してそれを行っているのです。
さらに、これまでの私たちにとって大きな問題であったのは、「地球」という表現の法則とは別に、「ネガティブな常識」という小さな檻の中に閉じ込められていたのです。その檻を作ったのが、ネガティブな存在の宇宙人たちです。
ただ、そうした宇宙人たちは、すでに基本的には地球から立ち去っており、地球上に取り残された残党(旧システムに基づく支配者たち)が、最後のあがきをしている所です。
つまり、檻は既に壊れているのです。
それはつまり、どういう事かと言うと、私たちは誰もが自分の世界の「創造者」であるのですが、これまでは、ネガティブな世界を創造するように、私たちの感知できない領域からコントロールされていたのです。
例えば、先日の記事にもあげたユーチューバー。以前のコントロールされた世界では、自らのワクワクに従うこうした人々は、「社会の落ちこぼれ」となっていた事でしょう。しかし、既に始まった新しい世界では、彼らはワクワクを素直に創造したという意味における成功者達なのです。
これを、アセンションと言います。
アセンションと言うと、超能力や異次元的な体験をイメージしてしまう人もいるかも知れませんが、全体として言うのであれば、そうした劇的な経験はあまり期待しないほうが良いと思います。
そう言う変化が無いと言っている訳ではありませんが、そうした変化は徐々に表れてきて、何となくいつの間にか使えるようになってたという感じではないかと思います。
例えば、相手の表情などから「察する」事に敏感になり始め、そのうちにチョットした表情やニュアンスで全体を理解できるように進歩し、そのうちに時々、これはもうテレパシーではないかと思えるようなレベルの察しを時々経験するようになり、その回数が増え、いつの間にかテレパシーを使えるようになっていたというように。
私たちの集合意識は、ゆっくりとしたアセンションを選択したという事はご存知でしょうか?
これまで多く見られた、人類滅亡やUFOによる空中推挙、ある特定の日や短期間に人々が一斉にアセンションするという予言や情報は、私たちが選択したこの現実に繋がるものではなく、私たちが選ばなかった別の平行世界での話しなのです。
従って、繰り返し書いてきているように、2016年の秋に全てあるいは大半の人が一斉に実感の伴ったアセンションをするという事は無いと思っています。
そうなるのであれば、準備の出来ていない人たちにとても多くの犠牲者が出ることになります。それもあって、惑星地球と人類の集合意識はそのシナリオを選択しなかったのです。
外の世界の変化に期待するのではなく、創造者としての自己を楽しむことで、外の世界が自分に合わせて変わっていくのだと言うことを受け入れていけるといいかも知れませんね。