アセンションの時代

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「知識」と「信念」の違い

スピリチュアルという言葉が、ある程度の市民権を得て定着し、私たちの中にはそうした「知識」が、順調に蓄積され続けています。

しかし、知識が増えれば増えるほど、現実は知識のとおりには変化していかないというジレンマが増していく事があります。

なぜなのでしょうか?

例えば、「マスター」と「マニア」という言葉があります。電子書籍の中でも触れたことがありますが、「マニア」の人達が持っているのは「知識」です。そして、「マスター」の人達が持っているのは「信念」なのです。

例え同じ情報であっても、マニアはそれを知識として捉え、マスターはそれを信念として捉えているのです。

つまり、マニアは自分ではないものを持つのであり、マスターは自分の一部として吸収しているのです。

マニアは、自分はそうではないけれど、それを知っている状態であり、マスターは、自分自身がそのものになりきっているのです。つまり、マスターの知識と実践は一体的なのです。マニアは、知識と実践が分離しています。

私たちは、自分を進化させようとする時に、まず、自分の中に知識を溜め込むことに取り組みます。

しかし、多くの場合において、それでゴールとしてしまう傾向が私たちにはあるのです。なぜなら、私たちが受けてきた学校教育が、知識を詰め込みテストでそれを示すことが目的とされてきたからです。

スピリチュアルやアセンションの様々な知識を詰め込み、あとはただその上乗せを続けるばかりで、その知識を実践することで信念にまで高めるための取り組みを始めないのです。

それは、新しい家(世界)を建てようと言うのに、いつまでたっても基礎を固めて丈夫にするばかりで、一向にその上に肝心の家を建て始めようとしない状態なのです。

知識を持っているだけでは、波動はなかなか変わりませんし、従って自分の世界も本質的にあまり変わりません。それを信念にまで高めて、自分がそのものになった時に、はじめて波動が変化をし経験世界の本質が変化をするのです。

「自分の本質は愛である」事を知っているだけでは、波動はあまり上がらないという事です。「自分の本質が愛であることを認め、素直にそうある」事を選択すれば、勝手に波動は上昇をはじめ、自分の世界が変化を始めるのです。

ここで言う変化とは、経験の本質の変化です。

例えば、低い波動のままでいても、現象的な経験は変化していきます。しかし、その本質はいつまでたっても被害者としての経験であり、創造者としての経験に変化しないのです。

まずは、知識を溜め込むことが大切ですが、ある程度の知識が溜まってきたら、それを信念にまで高め、自分がそのものとして存在する事にまで取り組みを拡大していくことが大切です。

言葉に書くと、大げさに難しく感じるかも知れませんが、可能なところから徐々に、知識を実践に移すことを大切にしていく必要があるということで、難しく(自分のペースを超えて)考える必要はありません。