アセンションの時代

2019年4月以降の主な更新はhttps://sunamibaku.blogspot.com/へ移転してます。

戦わずに、ただ「手放す」

私達がこれまで囚われて来た二極性の世界と言うのは、「外側に敵(悪)」と言う幻想を生み出し、「内側に見方(正義)」と言う幻想を経験する事によって成り立って来ました。

正義を経験するためには、悪が必要であり、そのために悪と言う幻想を生み出していたのです。

例えばこの時、「悪をヤッツケよう」とするとどうなるのか、気付き始めている方も多い事だろうと思います。

しかし、数千年前からほんの10年20年前迄は、そうした考え方と言うのは、地球人類の中には殆ど無かったのです。そう考えると、この20~30年における、地球人類の変化の凄まじさが感じられます。

「悪をヤッツケよう」とすると、自分の内側で経験している正義を、より一層強めていく必要が出てきます。

そして、より一層強い正義を経験するためには、より強大な悪が必要となり、その人の経験世界の中にそれに叶った悪が生み出されるのです。

高次元の存在達は、「悪」を滅ぼそうとなどはしていません。

そもそも、彼らはそれを「悪」だとは捉えていないのです。ただ、ネガティブで波動の低い経験を選択している存在たちがいると言うに過ぎないのです。

ただ、地球の例を挙げれば、そうしたネガティブな支配者達と私達の魂は、そうした支配従属関係を魂のレベルにおいて合意して生まれてきているのです。

お互いがそれぞれの経験をしてみたかったからです。

しかし、アセンションと言う時期を向かえ、そうした合意が白紙に戻され、それぞれが現在の自身の波動によって、新たな経験の機会を選択したのです。

それによって、これまで支配されてきた私達の多くは、そうした支配従属関係を終了させる事を選択したのです。

しかし、これまで物理世界に強固に築かれてきた支配体制は、なかなか簡単には崩れません。

そこで、高次元の存在たちが、私達の選択による移行がスムーズに進むようにサポートしてくれていると言う事なのです。

高次元の存在達は、ネガティブな存在を悪と見なして、それをやっつける為にやって来た訳ではないのです。

それは、二極性に基づく3次元的な経験世界での発想であり、悪をやっつけようとすればする程に、そうした二極性の経験は強まり、3次元世界の波動と絡み合っていくのです。

では、どうしたら良いのか?

まず、ネガティブである事と、悪である事とを区別して捉える事です。

ネガティブとは、単純に分離的な性質を持った波動です。

悪とは、それに価値判断を加えて否定する事です。

ネガティブを価値判断によって悪だと否定した時に、否定された「悪が誕生」し、否定した「正義が誕生」するのです。二極は一対の経験なのです。

まず、ネガティブな波動はネガティブであると把握する必要があります。

これまでの私達は、それを把握したら、そこに「悪い」事だと価値判断を加えて、それを排除し(やっつけ)ようとして来ました。

しかし、それが二極性を大きくし3次元に留まらせていたのであり、次元を上昇するためには、ネガティブを把握したら、単純に「自分はそれを選択するのかしないのか」を決めれば良いのです。

そこに価値判断を加えて「否定」しなくても良いのです。それは、3次元に残る方法です。

ネガティブを選択しないのであれば、ただそれを手放せば良いだけです。無視して相手にしなければ良いのです。そして、選択した「ポジティブ(調和的)な経験を実践」していけば良いのです。

それによってのみ、二極性の世界、つまりは3次元世界を抜け出す事が出来ます。



イメージ 1