アセンションの時代

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「情報源」との関係

私達はこの時代、様々な情報源から情報を吸収し、意識の拡大を続けています。

この時、情報源との関係を誤って捉える事によって、逆に自分の限界に枠を設定してしまう人は、意外と多いのです。

例えば、特定の講師であったり、宗教であったり、あるいはチャネリング情報であっても、それを自分の上に位置づけてしまうのです。

すると、その人はもう、それを越えた広い世界へ羽ばたいて行く事が出来ない様に、自らその存在を、自分の限界(檻)として設定したようなものなのです。

そこには、「私がそうした人たちを越えて行くなんて…」と言う「謙遜」の意味が込められているのかも知れませんが、そうであってもお互いの位置関係を捉える上では、上ではなく横に捉えなければならないのです。

あるいは斜め上ならまだ良いのですが、真上に捉える事は良くありません。

例えば「宗教」と言うのは、一般的に教祖の教えなどを真上においています。それも、言葉として伝えられるごく限定された少ない教えからの与えられた解釈を自分なりに解釈し、それを真上に置いて、無理にその下に入ろうとしているのです。

スピリチュアルについても、何か特別なセミナーを受けることで、自分は「上に引き上げられた」と受け止めようとする人は多くいます。

相手が絶対的に上にいて、お金を払って特別なセミナーに参加する事で、その人が自分を上に引っ張りあげてくれる・くれたと考えるのです。

そうした考えは、逆に自分の本来の能力を檻に閉じ込めているようなものなのです。

ほんの一時は、セミナーに参加した新鮮な経験によって自分が変わったような気にはなれますが、時間がたてば、何の変化も無い自分がそこにいるはずです。

そうした非効率的な学びを演出しているのは、「依存」の気持ちです。自分自身の内側の力を「信じていない」ために、外に現れている力(宗教やセミナーの講師など)に引き上げてもらおうと依存しているのです。

それは、セミナーが全て悪いといっている訳ではありません。

それを、斜め上くらいに位置している人から、自分自身で何かを吸収して、自分を拡大させようという取り組みであれば、それはとても有効に働くこともあるのです。

ただ、宗教やセミナーでも組織力の強いものや、より高額のお金を必要とするもの程、一般的には人々の「依存」によって成り立っています。

スピリチュアルな関係と言うのは、「縦の関係」ではなくて「横の関係」なのです。

そして、その世界で目指すべきは、「自己の上」ではなくて「自己の中心」にあるのです。

「実感」と言うのは、集会やセミナーの後に感じるものではなく、そこから離れた日常の中で長期的に積み重ねられていくものが本物なのです。

本当に大切な核心となるものは、外から与えられる情報にあるのではなく、それに接する自分自身のあり方にあるのかも知れません。

大切なものは常に「自分の中にあり」、外から得るものは、全てがそれを「思い出すための鍵」であるに過ぎないことを忘れないで下さい。



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