2017年の夏
社会的に大きな変化が始まるかも知れないと書いても、まあ、これまでにも散々に書いてきたけれど、そこまでの大きな変化はいつも起こっていないので、それを踏まえた上での解釈をする事が良いと思います。
ただ、古いシステムから新しいシステムへの以降は間違いなく起こらざるを得ない事であり、先へ行けば行くほどに、それが本格化する可能性は高くなり続けています。
基本的に私がこれまで、社会システムの切り替え(邪魔なものをどけて、新しい苗が植えられる)が始まるかも知れないと書いて来たのは、「秋」が中心であり、エネルギー的な大きい変化については「春」が多かったと思います。
「冬」については、やや下がったレベルでエネルギー的な変化について感じる事が多かったです。
ただ、「夏」については、ほとんどスルーして来た感じで、チャネリング情報でエネルギー的な波が来るとか書かれても、それを感じる気もしなかったし、実際に感じる事もあまりありませんでした。
ただ、今年については「夏」が暑い夏になるような気がしています。何か大きく動き出すかも知れないと言う意味において。
政権発足以来100日を越えて来たにも関わらず、未だに各地で反トランプデモが行われたりしているようです。
口先では派手な言動が目立ち色々とやって来たような印象も受けますが、実質的には何も進んでおらず、大きなミスがボロボロと出始めているのです。
それにも関わらず、株式市場では、期待先行でグングンと株価は上昇を続けてきたのです。
これまで、EU・中国は、それぞれのサイクルの中で何度も危機的な状況に陥り、何とかそれを凌いで来ていますが、今年の夏は、アメリカにそうした危機的な状況が訪れるタイミングがあるようです。
バシャールはアメリカが世界の変化を牽引するような立場にあると言う様な事を言っていた事もあったと思います。
そうした情報から見ても、2017年2018年はアメリカの経済・不動産市場が悪化して、金融的にも不安定になると見られています。
その他にも具体的に拾い出せばきりが無い訳ですが、ザックリと総合的に捉えれば、今年の夏にアメリカ社会が大きく動き始める可能性があると言う事です。
EUや中国に比べて、アメリカの場合は旧来の勢力基盤が極端に弱体化しているために、こうして危機が表面化することになると、古いものから新しいものへと言う価値観の移行が一気に進む可能性があります。
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これまで書いてきた事は、私達の経験世界に現れている具体的表現の流れを捉えてみようとしたものです。
最後にちょっと視点を変えておきますが、こうした変化を捉える時に、人間と言うのは「主体」を外側の、しかも情報の中に置く傾向が強いと言うか、誤解を恐れずに言ってしまえば、「主体」を外側の世界や情報に起きます。
しかし、この時、「主体」を「自分」に置く事が大切な事になってくるんですね。それが、「今・ここ」に集中すると言う事なのです。
信念の中に持つ世界観の話になってくるので、それをパッと伝えるのは難しく、今書いている電子書籍ではその事を中心に書いているのですが、全体としてまとめるのに苦戦している所です。
「主体」を、自己の外側に置くのか内側に置くのかと言うことが、とても大切なんですね。
外側に置けば、自分は他人や出来事の被害者となります。内側に置けば、自分は経験の創造者になれるのです。
外側の変化に「不安や恐れ」を感じると言う事は、主体を「外側(自分ではないと思っているもの)」に置いていると言う事なのです。
今日の記事のように、外側の状況を把握すると言う事は、それによって「自分ではないもの」を把握するのではなく、自分自身を把握する作業なんですね。
上手く伝えるのが難しいのですが、目の前の世界が自分自身の映し鏡であると言う事を、単に「知識」として知るだけではなく、「叡智」としてキチンと理解し、「経験」の中にそれを受け入れて行くことが大切だと思います。
ただ、人それぞれに自分のペースを知って進むことも大切だと思います。この時期に一気に理解する人もいるでしょうし、今後数年、数十年をかけてじっくりと理解していく人たちもいると言う事です。
それは、美味しいデザートを、一気に食べるか、ゆっくりと少しずつ食べるかの違いとたいして変わらず、優劣の視点で捉えると、それ自体が3次元的な経験になってしまいます。
まあ、ボチボチと進んでいきましょう。