アセンションの時代

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仮想通貨について

今年に入って、ビットコインを中心とする「仮想通貨」が急騰しています。

ビットコインは、この数ヶ月で価値が約3倍に跳ね上がっているのです。

仮想通貨と言うのは、特に何の裏づけがある訳でもなく、それを利用する人たちの信頼や期待がその価値を支えています。

例えば、金貨や銀貨であれば、みんながそんなものは認めないと言い始めたとしても、手元には取りあえず金や銀としての価値が残ります。

しかし、仮想通貨の場合は、みんながその価値を認めなくなれば、手元には何も残りません。

「そんな危ういもの…」と思われるかも知れませんね。確かに今はまだ、そうした仕組みが立ち上がったばかりの時期であり、現在は基本的な上昇を続けていますが、その中でも頻繁に暴落や暴騰が繰り返されています。

つまり、まだ不安定で安定していないのです。

そうした側面から見ると、マネーゲームの対象として危険なものであるかのようにも感じられます。

しかし、私達が使っているお金、円やドルなども、何の裏づけも無いただの紙切れなのです。日本政府やアメリカ政府、あるいは中央銀行が、何らかの価値を保障している訳ではありません。

ただ、世界的に普及して規模が大きいために、ある程度安定感があるという事で何となくその価値を人々が受け入れているに過ぎません。

つまり、その価値を支えているのは「信頼」なんですね。その物自体は単なる紙切れであり、それ自体には価値が無いのです。ただその仕組みを「信頼」する事で、その紙切れに千円なり一万円なりと言う人々に共通の価値が付与されているのです。

しかし現在、そうした通貨への「信頼」が、急激に揺らぎ始めています。

その発行を担う中央銀行が、凄まじい勢いで通貨を乱発し続けているのです。お金が無いなら刷れば良いと言うのですから、お金への信頼が失われていくのは当然の事です。

原因は、支えきれない政府の財政赤字にあり、その原因は気前の良い出費を求め続けてきた国民にあります。

言って見れば、私達が「エゴ」によって捲き続けてきた種が成長し、いよいよ刈り取りの時期が迫ってきてしまったと言う事なのです。自分で捲いた種は、自分で刈り取るしかありません。

現在の、通貨を中心とする金融システムは、既に事実上破綻しており、何らかの大掛かりな外科的手術を施すか、根本的に異なるシステムに切り替える事になると考えられるのです。

その異なるシステムの筆頭が、仮想通貨であると言えます。

これまでのシステムは、中央銀行支配下にありました。そして、世界の基軸通貨を管理するアメリカの中央銀行は、政府機関ではなく、ロスチャイルドの支配する民間企業であり、そこから世界中の富が吸い上げられ続けているのです。

そうした仕組みに比べると、仮想通貨の仕組みと言うのは、透明性が高くごまかしの効かない仕組みになっています。

そして、中央銀行のようにそこから富を搾取し続けるような元締めもいません。これまでの金融機関などのように、あいだあいだで様々な手数料を抜き取っていくような存在もありません。

ただ、繰り返しになりますが、立ち上がったばかりの草創期であるために価格が極めて不安定な状態ではあります。

そして、現段階ではセキュリティの面で危うい部分があるようにも感じられます。

古いシステムの崩壊と言うのは、地球・人類の波動上昇により、限界まで引き伸ばされて来ました。

その目的は、古いシステムが崩壊した後に、カオスに突入するのではなく速やかに新しいシステムに移行するために、新しいシステムの芽生えを待っていた事にあります。

それによって、大難を小難として乗り越えていく事が出来るのです。

可能性は高いと思いますが、実際に仮想通貨が現在の通貨に取って代わるのかは、まだ分りません。可能性は、目の前に現実化されるまでは可能性であり、その可能性は無限にあるからです。

しかし、本当に重要な価値ある変化は、「今」の中に表れている、公平な通貨システムへの移行を進めようと言う人々の流れにこそあるのだと思います。

そうした人々の意識は、仮想通貨と言う形にこだわらなくても、環境の変化に合わせて確実に調和的な選択を見出していくだろうと思います。ただ、現時点では、仮想通貨の可能性が高まっているとは思いますが。



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