幽体離脱について
リクエストいただいていた、幽体離脱について書いてみたいと思います。
私達と言うのは、「意識に目覚めたエネルギー的な存在」です。
そのエネルギー的な存在である私達が、肉体と言う型に自分のエネルギー体を重ね合わせて経験しているのがこの世界だと言う事なのです。
私達は、肉体を自分だと思い込んでいます。
この地球的な経験世界の中に生まれてから死ぬまでは、基本的にそう思い込むことによって、3次元的な物質的経験を生み出していたのです。
私達の経験を生み出しているのは、物質世界の理屈・法則と言うよりも、自分の持つ強い思い込み・固定観念・世界観なんですね。
そうした自分の信念によって、自分のエネルギー体を、それに重ね合わせて創造を続けているのです。
従って、その固定観念を手放して、世界観を物質的な幻想の外側にまで拡大すると、私達本来のエネルギー体としての感覚が、意識の中に捉えられてくるのです。
そうした前提による現実の中で、幽体離脱と言う経験が起こる事になります。
一般的に幽体離脱は、肉体的な活動をしている最中には起こらないですよね。それは、物質的な世界観を手放すには適した状況ではないからです。
しかし、逆にその極限状態の中では、そうした状況になる場合もあるかも知れませんが。
眠りに付く前後や、死の直前などの死へのプロセルの中で、幽体離脱は起きやすいのかも知れません。
それは、固定観念によって肉体の中に閉じ込めていた意識が、その枠から離れる体験なのですが、それは夢でも同じ事ですよね。
しかし、幽体離脱の場合は、物質的な現実から完全に離れきっていない状態なのだと思います。
例えば、5次元へ次元上昇する人は、この様にして肉体を手放すと、自分の意識の持つ波動に共鳴した次元世界へと降り立つ事が出来るようになって行くのではないかと思います。
しかし、4次元への次元上昇は、肉体から離れる事はありません。この肉体を維持したまま次元上昇するのが、今回、地球人が体験している次元上昇になります。
ただ、肉体を維持してはいるものの、これまでの様に完全なまでに肉体の中に入り込んでしまい、物質的な理屈・感覚の中で生きてきた状態とは変わって来る事になります。
肉体と言う経験と重なり合いながらも、エネルギー体としての感覚・経験も出てくると言う事です。その中で、超能力的な新しい能力も、徐々に活用され始める事になるのだと思います。
3次元が物質(肉体)的経験とすると、5次元はエネルギー体的経験で、4次元はその2つが重なり合った経験をする事になります。
ちなみに、5次元以上へアセンションする人たちも、今回のケースでは多くの人たちは、眠りから目覚めたり、瞑想から覚める事で、再び4次元の現実の中に戻り、高次元と4次元の地球を行き来しながら生活する事になると思います。
ただ、どうしてもこうした説明によって生じる誤解を避けて通る事が出来ないと言う事を目にする事が多いのですが、このブログを見てくれている人たちにはそれでも比較的に本質を理解されている方が多いのではないかと思っているのですが、それでも誤解が多いんですね。
例えば、こうした記事を書くと、「幽体離脱すれば5次元にいける」とか言う方向に向かって幽体離脱に興味を持ったり、エネルギー感覚が出れば4次元へいけると解釈して、そういうテクニック的な事のマスターに熱心に取り組んだりと言うように。
それが悪いと言う訳ではないのですが、そう言うのは本質から外れていると言う事なんですね。
アセンションの絶対的な核心の推進力になるものは、調和を求める意識にあって、そこに生まれる波動上昇なんですね。
言って見れば、そこに集中して日常の経験を重ねていけば、今の時代は嫌でもアセンションが進んでいく時代なのです。
それも、ちょいちょいっと勉強して、ほらやっぱりアセンションしないと言うママゴトの様なレベルの話ではないですよ。
今回の人生を通じて取り組み、成果が表れて来るという類のものなのです。
基本は、「今・ここ」に調和を表現して行く事であり、そうした前提の中で、エネルギー的な感覚にワクワクとした興味を持ち、そうした能力の探究を楽しんでみるのは、それはそれで良いことだろうと思います。