アセンションの時代

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曼珠沙華

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)って、何かご存知ですか?

実は、彼岸花の事なんですね。サンスクリット語では曼珠沙華と呼ぶそうです。

我が家の庭に、2~4年くらい前からでしょうか?その曼珠沙華が咲くようになったんですね。

でも、彼岸花って、ちょっと妖しげなイメージがありますよね。田舎ではよく見られる花で、悪いイメージではないのですが、何かちょっと妖しげなんですね。

庭の花もちょうど今、満開なのですが、つい先日、芝生を刈った時には特に何も無くて彼岸花の事なんて忘れていたんですね。それが、数日して気がつくと、いつの間にか真っ赤な華が咲いているのです。

んっ・・・、あれっ?って感じです。

それで、イメージ的な妖しさもあって、抜いてしまおうか迷ってちょっと調べて見たのです。

庭には大きなビワの木があるのですが、これも、勝手に生えてきたんですね。草なら直ぐに抜くのですが、木の芽である事が分ったので、何の木かな?と思ってそのままにしておいたら、今では見上げる大きさに育って季節には実をつけてくれるのです。

それが切っ掛けとなって、我が家の庭は、果樹園へと変わり始めたのです。団地の庭で、そんなに広い訳ではないのですが。(笑)

通りに面した裏側にも、窓の横に勝手に紅葉の木が生えてきて、それも育っているのですが、まあ、通りからの程よい目隠しにいいかなぁと思ってそのままにしてあるのです。

そして、彼岸花なんですね。

調べてみるとオモシロい花で、季節に対してあべこべなサイクルを持っているんですね。

夏は冬のように休眠状態で、秋は春のように花を咲かせます。冬は夏のように葉を茂らせて春に光合成を進めるそうです。

この花は、毒を持っているそうで、ネズミやモグラを追い払うために、田んぼのあぜ道やお墓に良く植えられてきたそうです。

そして、田んぼのあぜ道に積極的に植えられたのには、他にも意味があるそうで、昔は飢饉などの時に、最後の最後、最終的な非常食として食べられたそうなのです。

毒は、長時間水にさらす事で抜くことが出来、栄養は豊富にあるそうで、本当に最後の非常用として簡単には手をつけないように、毒である事が強調されたと言う事もあるようです。まあ、実際に毒を含んでいる訳なのですが。

また、「葉見ず花見ず」と言って、花と葉が同時につく事が無いのも特徴だそうです。

何気なく咲いた花でも、調べてみるとオモシロいものだなぁと思いました。

また、冒頭に書いたサンスクリット語曼珠沙華の意味なのですが、「天界に咲く花」と言う意味があり、おめでたい事が起こる兆しに、天から赤い花が降ってくると言う仏教経典の言葉が由来になっているそうです。

確かに、退職して離婚して、自由の中へと放り出された頃から庭に咲き始めたんですね。エネルギー感覚も、その歩みと共に本格的に姿を表してきたとも言えるし。

そう考えると、取ってしまうのも勿体なくて、何か違ったイメージで見えてきます。(笑)

まあ、1週間くらいで花は終わるそうなので、このままそっとしておこうと思います。


あっ、最後に思いついて、「彼岸」って正確には何?と調べて見たのですが、秋分春分を中心とした、秋春のそれぞれ1週間の事を言うんですね。

もっとも強いエネルギーを感じる時期が、確実に1年に2度あり、それがこのお彼岸だったんですね。今、はじめて気付きました。

う~ん、ますます愛着が沸いてきたなぁ。毎年キチンと、秋のその1週間にだけ花を付けるなんて、何か縁を感じるなぁ。



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