アセンションの時代

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仮想通貨を持っていないと・・・?

今日は、内緒さんがテーマをくれましたので、それについて書いてみたいと思います。だいたい次のような感じです。

ビットコインの急上昇が話題になっていますが、結局は早く保有した人が多くを儲けると言うこれまでの仕組みと同じようで、全体が分け隔てなく恩恵を受けられると言う感じではなくシックリと来ません。仮想通貨に手を出していない人たちはどうなるのでしょうか?」

と言う感じです。確かに、投資に縁がなく仮想通貨にも手を出していない人は多いと思います。現時点でのビットコインは、急騰の後の急落の局面の中にあり、まさに博打的な値動きをしています。

また、今日(まさに今)からシカゴの市場で先物としての取り扱いが始まり、いわゆる価格操作で荒稼ぎを繰り返すプロ達が参入してきます。

そうした動きを見ていると、確かに多くの人が同じような疑問を持たれているだろうと思いますので、私なりのその辺の解釈を書いてみようと思います。

まず、ビットコインを始めとする仮想通貨・暗号通貨についてですが、近未来の金融システムを支える仕組みになる可能性が高いと思っています。

ただ、現時点で完成されているものではなく、草創期を手探りで進んでいる状態にあります。現状の社会システムの中で、その富を均等に配分すると言う事は、まだ人々の意識的な問題によって不可能であり、これまでのシステムの中で拡大していく事が現実的な普及の道になります。

つまり、これまでの市場システムに乗って、先に手を出した人たちが得をすると言う形で拡大して行く事が最も混乱が少なく現実的な方法なのだと思います。

それは理想的ではありませんが、理想をかなえる上で最も現実的な方法なのだろうと思います。

普及拡大の方法には、そう言う問題が含まれていても、仮想通貨(ブロックチェーン)と言う仕組み自体は、これまでの様に権力が介入できない優れたものであり、普及の方法とそのシステムとは、それぞれに区別して考える必要もあるのです。

ただ、リップルと言う仮想通貨のように、既存の金融システムを強化しようとする仮想通貨もあり、結局はシステムや技術云々より、それを生み出し利用する人々の意識が問題であると言うのも結局の所なのかも知れませんが。

それ故に、金融経済や政治云々以上に、スピリチュアル的な目覚めが最重要になるという事なのです。

例えば、複数の仮想通貨は、明確に強欲な管理者達を金融システムから排除する事を目的としており、そうした理念によって支えられています。

ここで一度まとめておきますと、まず、「普及の方法」と「システムの性質」を区別して考える必要があるという事です。

「普及の方法」は、現時点では、人々の意識的な抵抗が少ない旧来の市場システム(先に持った者が得をする)の中で拡大が進んでいます。

それは、書いたように必ずしも理想的ではありませんが、その一方で最も受け入れられやすく現実的な普及方法でもあります。ここで理想を押し通そうとすると、システムその物が潰されてしまう事にもなりかねないのです。

さて、それではこの先はどうなって行くのかと言う事ですが、可能性は無限にあり、私たち各自がどの可能性を選択するかにかかっている訳ですが、「こうなる」と言うのではなく、「こうした可能性もある」と言うものをいくつか挙げて見たいと思います。

大雑把なイメージですが、波動の低い(競争を好む)現実の中では、仮想通貨の様々な問題がクローズアップされ、電子マネーリップル等のように、旧来の金融システムを補完・強化するようなシステムが普及し始めると思います。つまり、仮想通貨は消滅していくと思います。

一方で、波動の高まっていく現実の中では、現在の普及拡大のペースが継続していくと思います。それは、既存の金融システムの崩壊によってさらに加速して行く事になると思います。

ただ、その過程で、本質的な部分で、現在の「先に手を出したものが得をする」と言うような問題がより一層大きくなって行き、それらの問題をクリアする過程で、人々の意識的な目覚めが問われる事になると思います。例えば、それを税制などによって緩衝する方法もあります。

現在でも、仮想通貨で儲けを出した人たちの最大の懸念は、高い割合での税金の負担です。

つまり、スピリチュアル的な覚醒が進んでいれば問題は無難にクリアされて行きますが、覚醒が不十分であれば、そこに大きな困難が生じる事になり、場合によっては波動の低い世界へと逆戻りしていく可能性もあると言う事です。

また、さらに波動の高い現実の中では、ネガティブな支配者達によって不正に蓄財されてきた莫大な富が、新たな仮想通貨によって世界中の人々に再配分される可能性もあり得ると思います。

こうした未来を捉える上で勘違いをしてはいけないのは、未来は1つであり、既に決まっていると言うように解釈しない事です。

未来は、エネルギー的な状態によってパラレルに存在しており、そのいずれの未来を現実化させて経験するかは、「自分自身の波動次第」であると言う事なのです。

3次元的な経験の中では、経験と言うのは自分ではなく、自分の外の世界によって決まってくるものでした。私達は常識としてそうした世界観により世界を捉えて来ました。

しかし、5次元的な経験の中では、経験と言うのは自分によって決まってくる事になるのです。外の世界と言うのは、それについてくるものです。

つまり、4次元的な経験の中でも、外の世界ではなく、自分のあり方によって経験が決まってくると言う事を体験し始める事になって行きます。

この先の未来はどうなるのか?

それは、自分の波動次第であり、その波動に相応しいパラレルなエネルギー世界が、現実化されていく事になると言う事です。

さて、それでは仮想通貨を保有していない人はどうなるのかと言う点について、少し書いておこうと思います。

仮想通貨と言う表れに経験の主体を奪われ、それに対して過剰な不安を抱く必要は無いと思います。経験の主体は自分にあり、経験を生み出す力は、仮想通貨ではなく自分の方にあると言う事を知る必要があります。

しかし、少し仮想通貨にも分散投資しておく事に抵抗のない、これまでにも投資経験があったり、そうしたものに興味のある人は、経験を生み出す道具の1つとして仮想通貨を無理のない金額で保有しておく事も1つの選択肢として有効だと思います。

その時は、シェアが上位の有名な2~3の仮想通貨に分散して長期保有し、頻繁な売り買いはしない方が良いと思います。

その時は、それに伴うリスクも自覚しておく必要があります。

仮想通貨と言うシステムは魅力的ですが、既に1000を越える種類の仮想通貨が世界には存在しており、その多くは価値がゼロになる可能性が高いのも事実なのです。

従って、自己責任で売り買いのタイミングを判断できない人は、ゼロになっても良い金額で有名な仮想通貨を長期保有するか、あるいは無理に手を出す事を勧めるつもりはありません。

仮想通貨が全てではないのです。

経験と言うのはトータルな環境の中で自ら生み出していくものです。

例えば、長期の資産保有と言う観点からは、銀貨と言うのも少額から始められる有効な投資先です。もちろん、銀は銀なりのリスク・欠点はありますが。

あるいは、電子書籍(2016年~金融経済崩壊)にも書きましたが、塩や果樹などはより直接的なものとしてオモシロいと思うんですね。

仮想通貨や銀貨などは、それ自体を生活に使う事は出来ませんので、それを使って何か必要なものに換える必要があるのですが、塩や果樹はそれ自体が生活における必需品です。使用期限もなく、誰もが必要とする(物々交換に使える)ものです。

このように、仮想通貨と言うのは、結局は経験を生み出すための道具の1つに過ぎないのです。それは、魅力的な道具になる可能性はありますが、だからと言って自らの経験を仮想通貨の有無によって乗っ取られてしまう必要はないのです。

不安が高じれば、仮想通貨に経験の主体を乗っ取られたような経験を生み出す事も出来ますが、それも仮想通貨の有無ではなく自分次第の問題なのです。

私達は、スピリチュアル的な目覚めによって意識の拡大を進めていますが、それは、視野が広がる、発想が柔軟になると言う事でもあるのです。

仮想通貨が話題になり価格が急上昇を続けていると、不安に囚われそれしか見えなくなることもありますが、自らの経験世界の中には可能性が広く大きく存在しているのです。仮想通貨は、その可能性の1つに過ぎません。

最後に1つ。

自分の苦手なものに意識を向けて、そこに不安を生み出すと、波動と言うのは負のスパイラルに囚われて自然と降下していく事になります。

それよりも、自分の「興味のあるもの」「得意なもの」に意識を向けて、それを自らの経験世界の中で、広い視野によって柔軟に拡大させていく事です。

そうした趣味の様なものは、これからの時代を生きていくうえで、最大の財産として活かして行くことが出来る可能性を秘めたものであり、それ自体が自らの波動を上昇させていくものでもあります。

不安や恐れと言うのは、3次元の世界では身を守るために必要なものとされて来ましたが、4次元の世界ではそれは自らの波動を下げるものとしてより強く機能することになります。

結局のところ、世界と言うのは楽しんだもの勝ちだと思います。そして、より質の高い楽しみを味わうためには、お金よりもスピリチュアル的な覚醒が必要だと言う事なのかも知れませんね。

怠惰な楽しみ方と言うのは、それ以上の虚しさなどを生み出すものなのです。

気楽にポジティブに、世界を楽しんでいきましょう。



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