アセンションの時代

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「仮想通貨の話題」との接し方

今年は、仮想通貨が表舞台に立ち上がった年でした。それは、時代の変化を象徴する、とてつもなく大きな変化であったと思います。

世間一般では、まだその意味があまり理解されておらず、価格的な急上昇ばかりがクローズアップされていますが、バシャールが言うように、これは後になってみるとあの時が変化の始まりであったと気づくことになる変化の1つであると言えるのではないでしょうか。

これまでにも書いてきたように、仮想通貨(暗号通貨を含む)は現時点で完成品として普及が始まったものではなく、次々と改善されながら同時進行で世界に普及し広がり始めているものです。つまり、現時点で問題点が無いと言う訳ではありませんが、それを消し飛ばしてしまうほどの大きな可能性を秘めているのです。

そして、仮想通貨の持つ大きな意味の1つと言うのは、中央集権の排除にあります。つまり、権力によって搾取する事が難しい仕組みにあるのです。

ただ、仮想通貨にも色々とあり、それらをひとくくりに語る事は難しいんですね。

例えば、リップルと言う仮想通貨は、中央集権(既存の金融システム)を維持・強化するために生み出された通貨なのです。

その通貨の多くは、おそらく大手銀行や投資会社などの大企業などが保有しており、私達がリップルを買って価格を押し上げると言う事は、大企業の持つリップルの評価額を押し上げる事を意味しており、彼らに力を与える事になるんですね。

世界の金融の規模から見れば、仮想通貨市場はまだ小さく、リップルは他の仮想通貨と同様に大きく上昇する可能性を持っていますが、中長期的には金融機関と共に消えて行く事になるのではないかと思っています。

他にも、マイナーと言って、その仕組みを維持する人たちの中で、莫大な資金を投資して力を持った人たちが、金儲けのために影響力を行使している例も多いんですね。ビットコインがその典型的な例ですが。

しかし、その一方で、仮想通貨の開発者(産みの親)が、発言と価格操作の関係を騒がれることを嫌い、保有している仮想通貨を全て売却してしまったり(開発に集中するため)、開発者が自身の莫大な富ではなく利用者の利便性を優先させた資金集めを優先させるなど、調和的な精神によって支えられている面が、仮想通貨に関わる人たちには多いのです。

そして、日本は世界に先駆けて仮想通貨の位置づけを明確にし、社会として受け入れた国なんですね。

世間では、億り人と言って億単位で儲かってしまった人たちが続出しているようですが、ここにも公平な社会へのそれなりの配慮がされているのです。(考え方次第ですが)

例えば、株式投資であれば、少額の投資は非課税、高額の儲けが出ても一律20%の所得税率ではなかったかと思います。つまり、儲けた人が優遇されているのです。

その一方で、仮想通貨と言うのは、最大で所得税率45%。さらに、10%の住民税もかかると思います。つまり、1億円近くも儲ける(いったん売却して利益を確定させる)と、半分は税金で持っていかれるんですね。

それを知っていれば良いのですが、知らないと大変な事になりかねません。

例えば、年が明けてから納付時期までにそのお金で買い換えた仮想通貨が暴落して1億円が5000万円になっていても、税金は5000万円払わなければならないのです。

あるいは、確定申告なんて知らないから、税務署からお尋ねが来るまで放っておけば良いとしてしまうと、無申告加算税や延滞税が発生すると思うんですね。

つまり、1億円儲けたから勝ち組とか、そう言った時代ではないのです。まあ、5000万円の儲けが残れば確かに嬉しいですが、それに伴う精神面での様々なリスクと言うのも、現実としてはかなり大きいんですね。

例えば、宝くじ1億円が当たって仕事を辞めてしまったなどと言うのと同じような感じです。

仕事を辞める事が悪いと言うのではなくて、その後でどの様に充実した生活を生み出していけるかと言う事なのです。贅沢する事が幸せだと考えていると、自然と堕落的に自滅していく事になるんですね。

仮想通貨の値動きを見ていない人は気にする事は無いのですが、そうした値動きを気にしながら、乗り遅れた自分は損をしていると、精神的にネガティブになる必要はないのです。

人を幸せにするのは、お金ではなくその人の精神性であるという事が、仮想通貨の急上昇を通じてさえ表れて来るのが、これからの時代であると思います。

この記事の意味は、仮想通貨への投資を否定するのではなく、各自の立ち位置から、精神を振り回されない接し方が大切だと言う意味です。



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