「モナコイン」「リップル」に見るアセンション
これまで、仮想通貨(実際には暗号通貨)について、全体をひとくくりとしてその可能性を取り上げて来ました。
今日は、少しだけ踏み込んで、その仮想通貨の中にもポジティブな面とネガティブな面があると言う、その例を取り上げてみようと思います。
(これは世界観を解説するものであり、儲かる儲からないと言う話しによって投資を勧めるものではありません。投資をされる場合は、各自、余裕資金と100%の自己責任でして下さい。
また、私自身大雑把な事しか理解しておらず専門的な知識は持っていないため、間違った事を書いている可能性も多少あるかも知れないです。)
まず、リップルから見てみましょう。
詳しく書くほどに混乱して行くと思いますので(私がそうであるように)、面倒な解釈は無視して大雑把な思想・世界観だけを書きますので、詳しく知りたい方は各自で調べてみてください。
リップルは、既存の金融システムにおいて海外への送金などをスムーズに行うためのシステムとして開発されました。
つまり、既存の巨大金融機関に組み込まれ、それを支える事を目的としています。
例えば、リップルについての最新の世界的なニュースとして、次のようなものがありました。
このブログでも、以前、こうして先に買った者へと富が流れる仕組みの問題点についてテーマを頂いたことがありましたが、これはその典型的な例です。
この場合、創業者メリットと言う事で、買ったと言う以前に単純に自分が始めから保有していたと言う事ではないかと思います。
多くの仮想通貨において、こうした大量保有者と言うものが存在しており、高騰する仮想通貨の価格自体が、そうした人々によって演出されていると言う側面もあるのです。無論、そればかりではありませんが。
このような事を知っていくと、いかにその通貨の持っている「思想・世界観」が重要であるかと言う事が解ってくるのではないでしょうか。
つまり、リップルは既存の金融システム(中央集権的で競争と利益に基づく)を強化し、莫大な利益を追い求めて生み出されているのです。
このリップルは現在、価格が高騰していますが、その様な思想のもとでの既存の巨大な力を背景に高騰しているものであり、そこに参加(投資)するかどうかと言うのは、その人の思想・人生観の問題なんですね。
ただ、そうした視点を持たずに、単に投資・投機としてリップルを買っている人がほとんどであり、特にそれを否定するつもりはありませんが。
では、一方でモナコインについて見てみましょう。
つまり、巨大企業・権力によって生み出されたものではなく、大衆の中から産み落とされたものなのです。
すると、イメージとして遊び心のと言うかふざけた通貨であるかの様な印象も生まれるかも知れませんが、そのシステムはライトコインと言うれっきとしたメジャー仮想通貨のものがベースとなっており、誕生後も着実にシステム強化されています。
現時点で、世界の仮想通貨の殆どが単に投資主体のものであって、実際にそれを通貨として使用する事が出来ません。ビットコインでさえ、実際にそれを利用できるお店と言うのはほとんど無い状態なのです。
そうした中にあって、モナコインと言うのは、まあ同じような状態ではあるのですが、まったく同じではないんですね。
モナコインと言うのは、もともと明確な利用目的を持って生み出された仮想通貨なのです。
それが「投げ銭」です。
私も詳しくは知らないのですが、質問をして、それに回答をしてくれた人に感謝の気持ちを伝えるためお礼として生み出されたものなのだそうです。
例えば、このブログでも、「ナイス!」と言うアイコンがありますよね。他にも、「いいね」や「グッド」など色々ありますよね。
そうした気持ちに通貨としての価値を乗せて渡すために生み出されたコインなのです。
例えば、ビットコインなどは、コーヒー1杯を買うとその支払いにコーヒー1杯分以上の送金手数料がかかってしまう事があるなどの問題があるのですが、モナコインはもともと少額の金銭のやり取りに適しているのです。
また、モナコインを支えているのは、それを生み出したコミュニティーの人々であり、熱烈なファンの人たちの身銭を切った活動によるものなのです。その中には、それぞれに秀でた技術を持った人たちもいれば、純粋にそれを応援したいと言う人たちもいます。
つまり、創業者であっても、保有しているのであればそれは他の人たちに混ざって同じようにそれを購入して手に入れたものであるという事なのです。
そうして手に入れるのであれば、自分が開発した仮想通貨でなくても同じように手に入れられる訳で、自分が創業した事への最大のメリットを放棄していると言う事です。
このように、日本発のモナコインと言うのは、仮想通貨の世界において異質の文化を背景にして生み出されたものなんですね。
バシャールは、日本は新しい経済システムのあり方に急速に目覚める国・地域の1つであると指摘していましたが、それを金融の面から支えるものが、こうしたものになってくるのだろうと思っています。
他の仮想通貨と同様に、その普及が進めば、日常的な経済活動の中で通貨として利用していく事が出来るものです。
そして、他の通貨がそうした意味でほとんど利用できないのに対し、まあ、モナコインも同じようなものなのですが、先頭を切ってそれを受け入れるお店も出ていなくはないのです。
オモシロいと思いませんか?これが、3次元と4次元の表れであり、アセンションそのものなんですよ。
アセンションと言うのは、こうしてあらゆるジャンル・経験・システム・思想の中に次々と表れ始めているものなのです。
テレパシーだとか、エネルギー体になって異次元を経験するだとかそう言うアセンションは、アセンションと言うイベントのごく一部でしかなく、しかもそれを経験するのはそれを予定して生まれてきた人の中のさらに一部の人たちの話なのです。
言ってみれば、それは現在、地球人類に起きているアセンションの細い支流であって、大きくうねる本流ではないのです。
私達は、自己の内面と社会への表れとしてのそうした本流に意識を向けて行くことがとても大切なのです。
本流を見ようとせずに支流にばかり意識を向けていれば、本流のうねりに飲み込まれて沈んでしまう事になります。支流は支流として、そう言う流れもあるんだという程度に把握しておけば良いことであり、また、自分が支流の流れに乗っている事を感じ始めた時に意識をより本格的にそちらへ向ければ良いことであり、いずれにしても本流の流れを疎かにするべきではないんですね。
今の時代、本流に意識を集中する事が出来れば、どこをどう見ても、そこには必ずアセンションの流れが色濃く表れているのです。
しかし、私達はそうした意識の集中が充分に出来ていないために、言われてみなければなかなか自分からはそれに気付く事が出来ないのですが、それは、現状としてそれで良いのです。
現状を否定する必要はありません。
現状を受け入れた上で、進むべき方向を明確にし、一歩一歩自分のペースで進んで行く事が大切なのです。
現状が38歩目なのに50歩目ばかりを意識しているのでは、アセンションと言う前進は単なる妄想で終わってしまい、39歩目、40歩目へと進んで行く事は出来ません。
逆に言えば、意識的であれ無意識的であれ、それを取り込んで(前向き(調和的)に受け入れて)いかなければ、変化は進んでも、アセンション(次元・波動上昇)は進みません。
つまり、同じ次元・波動で横に進み変化していくだけで、上昇(調和)を伴った変化にならないのです。
今、もっとも重要な取り組みの1つは、アセンションを「妄想・空想」から、こうして「現実」へと落とし込み捉えて行く事です。
アセンションが「妄想・空想」と言う思考の世界で空回りしていては、地に足のついた現実の中で前進していく事は出来ません。
そうした意味で、目を覚ませるかどうかと言うのは、2018年と言う波を捉える上での最大のキーポイントになると思います。
(補足)