アセンションの時代

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「自らの経験世界に 高次元を映し出す」

新しい電子書籍の販売が、アマゾンの方で開始されました。自分で試しに買ってみたのですが、特に問題は無さそうです。


序章として3項あるのですが、以下に冒頭の1項を紹介させて頂きます。また、気が向く事がありましたら、ぜひ読んでみて下さい。これまで同様、価格は360円で、キンドル アンリミテッドを利用されている方は無料で読むことが出来ます。

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人類は時として、自らの世界観を根本から覆す「パラダイムシフト」を起こして来ました。これまでの古い常識を次々と手放し、根本的に異なる新しい常識によって、目の前の世界を経験し始めるのです。
 
それは、表層的な「思考の領域」における、知識の変化に留まるものではありません。さらに深層に広がる「信念の領域」において、常識的な世界観が切り替わるのです。
 
例えば私たちの国では、「明治維新」や「第二次世界大戦終戦」によって、それまでの常識的な世界観がガラリと切り替わる「パラダイムシフト」を経験しています。
 
そうした変化の本質は、出来事を切っ掛けとして、人々の意識の中に連鎖的に広がった「世界観の切り替わり」にあります。つまり、人々が自らを変える事を拒んだのであれば、そうしたパラダイムシフトは起こらず、古いパラダイムに沿った世界が続いて行くのです。
 
そのため、こうした集団的なパラダイムシフトの際にも、時代の変化と共に自らを変える事を拒み、古い世界観のまま人生を貫いた人たちも大勢いたのです。
 
そして今、人類はかつてない、世界的な規模でのパラダイムシフトの過程に踏み込み始めています。
 
私たちの「経験世界」と言うのは、肉体的な自己の外側に映し出された「物質世界」と、その内側に広がる「スピリチュアル世界」とが、表裏一体となって生み出されています。
 
この2つの世界は、「経験のための舞台」と「経験をする主体」との関係にあると言えます。つまり、物質世界と言う舞台において、スピリチュアル世界にある「心」が、自らを表現する事によって日々の経験が創造されているのです。
 
しかし、これまでの私たちは、「スピリチュアル世界が主体となって、物質世界に経験を生み出している」と言える状態にはありませんでした。
 
それどころか、「物質世界に主体を置いて、スピリチュアル世界がそれに引きずり回される」様な経験を、延々と続けて来たのです。それが、私たちが集合的に築き上げて来た、競争社会と言う現実です。
 
それは、「競争・争い」に勝った者たちのための社会でした。金融システムの中核となる「利息」と言う仕組み1つを取っても、「敗者達が背負った借金」から「勝者達の掴んだ莫大な富」の下へと、巨額のお金が搾取され続けているのです。
 
しかし、そうした競争社会の歪みが、今と言う時代の中で一気に臨界点に達しようとしています。それによって、これまでの様に物質世界に主体を置いた、「競争・争いと言う経験」を続ける事が出来る時間は、残り僅かとなっているのです。
 
つまり、次に世界規模の戦争を起こすのであれば、人類は核兵器によって自らを滅ぼす事になるでしょう。あるいは、これ以上の経済的な競争を続けるのであれば、「ロボット・人工知能関連の企業を所有する超富裕者たち」の下へと、全ての富が吸い上げられて行く事になるのです。
 
また、人々は地球上において凄まじい勢いで環境破壊を続けており、バランスの失われた自然によって、世界各地では異常気象が日常的に起こり始めています。
 
人類は科学技術の進歩によって、ただひたすらに「競争を加速」させ、ストレス的な日常を拡大させて来ました。
 
「私たちは、何をしているのでしょうか?」
 
「この世界で、一体何をしたいのでしょうか?」
 
そうした現実の中で、自らの経験の主体を「物質世界からスピリチュアル世界へ」と移行させる流れが、人々の意識の中に広がり始めています。「物質的な競争」ではなく「スピリチュアル的な調和」によって、経験世界の創造を主導して行くのです。
 
私たちは経験の変化を、出来事に依存する傾向を強く持っています。何を経験するのかは、出来事によって決まると考えているのです。
 
しかし、「パラダイムシフト」に伴う経験世界の根本的な変質は、出来事によってのみ起こるのではなく、それを切っ掛けとして、各自が「自らの世界観を切り替える事」によって起こり始めます。
 
つまり、私達自身の変化が経験の変化を主導し、そうした経験の変化がこれまでとは異なる出来事を引き寄せ、私達自身の変化を更に後押しするのです。
 
こうした、パラダイムシフトの起点となる「スピリチュアル世界の変化」は、思考の領域におけるものに留まらないと言う事でもありました。
 
そこから更に踏み込んで、「思考や感情」の源となる「信念(世界観)」を、「物質世界を主体」としたものから「スピリチュアル世界を主体」としたものへと、根本的に切り替えて行くのです。
 
それは、私たち自身が、「競争的な存在」から「調和的な存在」へと生まれ変わる事を意味しています。それが、今回のパラダイムシフトの本質です。
 
私たちは、「依存し奪い合う」競争社会から、「自立し与え合う」調和社会への移行期に踏み込み始めているのです。それは、人類の進化の中に訪れた、「必然的な目覚めの過程」であると言えます。
 
本書では、単に個別のテーマを取り上げるのではなく、全体を通じて「世界観をシフトさせる過程」を辿って行く事になります。
 
そうしたパラダイムシフトの実現によって、私たちは古い常識を次々と覆しながら、これまで実現する事の出来なかった「調和的な経験世界」を創造して行く事になるのです。




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