アセンションの時代

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イベント後に起こる波

内緒さんとのやり取りを受けて、直接的なものではありませんが、イベントに対する解釈、あるいはそれを受けてイベント後に起こる波について少し書いておきたいと思います。

まず、私達は3次元の物質世界の中を生きて来たために、どうしても極端に物質世界に偏った世界観を持っています。

チャネリングや神示などを何となく受け入れている人であっても、そうした高次元の存在達をも含む多次元的な世界観が曖昧で大雑把にも把握できていないのが普通なんですね。

多次元的な世界観のもとでは、私達は明確に魂としての存在であって、肉体と言うのは一時的な経験世界での体験に過ぎません。

魂と言うのは「永遠」の存在であり、その永遠の中で始めなく終わり無く無限の転生を続けている存在なんですね。永遠・始め・終わりと言うのは時間に基づく概念であり、時間が単なる人間の概念(考え方)である以上、それは方便としての表現になりますが。

しかし、私達は肉体に固執するために、死を極端にネガティブなものとして解釈します。例えばアセンション出来ずに死を通過することになる場合、それが、失敗や絶望・悲劇などとして解釈されるのです。

終わりのある肉体的な経験を自分として考えれば確かにそうだと言えるのかも知れません。しかし、それは「終わり」がある事を前提とした発想なのです。

魂は永遠なんですね。終わり無く続く存在なのです。全ては「失敗ではなく、歓喜へと向かう学び」なのです。

今回がダメでも次があるし、その次もあるのです。永遠に。失敗はそこで終わってしまうから失敗であって、終わりが無ければ、全てはより大きな成功へ向かうための学びでしかないのです。

だからと言って適当で良いと言う意味ではありません。私達は歓喜(言ってみれば成功)を求めており、それが私達の存在としての性なのです。

そして現在、地球上に生まれてきている人々は、それぞれの魂の履歴を持っています。例えば、地球で転生を繰り返す事で学びを進めている、まだ、魂としての経験が浅い存在達が多くいます。

一方で、魂として既に多くの経験を積み上げ、こうして地球で学びを進める魂たちのサポートにやって来た魂を持つ人たちも存在します。

あるいは、この驚異的なアセンションと言う時代を経験するために、肉体に入り呼吸をし水を飲み、たとえ一瞬の生でも良いから経験してみたいと言う、異なる宇宙からの魂の旅人達も多くやって来ています。

現在、地球上で人口爆発が起こっているのには、多次元的な視点からはそうした意味もあるのです。

つまり、今この地球上にいる人々の全てが、同じ目的を持ってこの世界にやって来ている訳ではありません。

アセンションを目指す魂、それをサポートする魂、単純にその世界を経験してみたい魂、競争・争いと言う経験をより深く学び将来的なアセンションへの糧にしたい魂たち。

それら全ての魂に、今回の人生での「アセンションが成功・喜び」で、それ以外は惨めな失敗・悲劇だと言う価値観を押し付けることは、自己中心的な視点になってしまうんですね。

自分もかつての転生の中で繰り返してきた学びの機会(いわゆる失敗や悲劇)を、今の中で経験している人たちの学びを認められないと言うのはどうかと思うのです。

例えば、高齢の方たちが生まれてきた地球と言うのは、終戦前後であり、人と人がリアルな殺し合いを世界中で繰り広げていた時代です。そこでは、餓死せずに生き残っていくために必死に競争を繰り広げて行く必要があったのです。

全てではありませんが、そうした多くの魂は、アセンションではなく競争・争いと言う経験がどういうものなのかと言う事に魂的な興味を抱き、それを学びにやって来ているんですね。

そのために、アセンションが起こる頃には目的とした学びを終えて、寿命が全うされようとしているのです。

そうした人たちに、アセンションを目指すより若い世代の魂たちが、失敗と言う認識を押し付けることは違うと思うんですね。

(全ての年配の方がそうだとか、年配の方はアセンション出来ないと言っている訳ではありません。それは世代として持つ傾向を言っているだけで、どの時代にもライトワーカーや様々な経歴の魂たちが存在しています。)

そうしたアセンションに対する認識が、イベント後の人々の行動に反映される事になります。

基本的に私達は現時点で、それぞれの魂の選択をお互いに尊重し合える所にまでは達せておらず、イベント後に調和への流れが加速する中で、「組織やルール」によって縛りあう事でお互いを調和へ向かわせようとする流れが主流となる可能性が高いのです。

それはダメ。こうやって調和を目指さなければダメ。と言う感じで、ルールを作り上げて社会組織的に調和を創り上げようとするのです。

しかし、それって、調和の真似事であって、個々が生き生きと繋がり合った本当の調和ではないんですね。

ライトワーカーと言われるような人たちは、そうした視点から、組織的なルールと距離をおて独自の行動をするために、しばらくの間は部分的に疎まれる事になる可能性があるのかも知れません。

ただ、ルールで縛り上げた調和は本当の調和ではないと言う事に人々が気付くことで、最終的には個々が伸び伸びとその流れに合流してくる事になるだろうと思います。

「優秀な優しい」人の落とし穴として、他の人の「失敗による学びの機会を認めない」と言う部分があるんですね。自分は既に知っているので、その学びは必要ないと相手の学び(失敗)を否定するのです。

しかし、魂はそれぞれに異なるルーツを持っており、自分を中心として学びの必要・不必要を周囲に押し付けることは好ましくないんですね。

相手の学びを認め、その学びが効率的に進むように、そっとアドバイスをする事こそが、相手の学びの促進にもなり、自分自身の学びにもなるのです。

相手の学びを否定してそれを止めさせても、そこから必要な学びを得るまでは、結局は魂はそうした学びの機会へと向かい続けるものなのです。

こうした世界観は、始めに書いたように、どうしても物質世界に囚われている状態の中では生まれにくいものなんですね。

しかし、私達は物質世界にドップリと浸かって生きて来たために、どうしても、魂の履歴を無視して、肉体的視点により始まりと終わりに囚われる事で、相手を否定する事になってしまうのです。

そうした問題(学び)を解消して4次元世界の礎を築いていくためには、アセンションを経た上で10~20年くらいの時間が必要になると考えられるのです。

アセンションは4次元世界の棟上ですが、その家を完成させるためにはまだしばらくの時間が必要なんですね。

ただ、今の私達は、その新しい次元世界の棟上にともなって表れる餅投げと言うイベントを、屋根の上を見上げながら袋を広げて今か今かと待っている状態なのです。(笑)



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