アセンションの時代

2019年4月以降の主な更新はhttps://sunamibaku.blogspot.com/へ移転してます。

目覚めを加速させるために

1つの例として、「今・ここ」に意識を集中して生きる事が大切だと言う事は、ある程度スピリチュアルに関心のある人であれば、知っている事かも知れません。

その様に、「思考」の領域において知識として知ると言う事は、私たちがスピリチュアルな目覚めを進めていく上で、大切な一歩であるのだと言う事が出来ます。

そして、今の時代においては、そうした様々な知識を持っている人はますます増えてきていると考えられます。

では、例えばですが、「今・ここ」に意識を集中して生きる事が出来ている人はどれくらいいるのでしょうか?

私たちが与えられてきた教育と言うのは、「思考」の領域に知識を詰め込むものであり、そこから先の領域について、私たちはその重要性を充分に理解出来ていない場合が多いのです。

こう言ってしまっては語弊もあるかも知れませんが、「知っているだけでは意味が無い」という事も出来るのです。

それは、目覚めの過程(通過点)として意味があるのであって、そこをゴールとしてしまったのでは、まったくとは言いませんが、あまり意味が無くなってしまします。

そして残念な事に、私たちの多くはそこをゴールとして、次の知識、また次の知識を「思考」の領域に詰め込む事に一生懸命になりがちです。

電子書籍「自らの経験世界に高次元を映し出す」で伝えている事は、そう言う事なんですね。

「思考の領域」と言うのは、その次元の中を生きていくための力を生み出すものであって、そこには次元を超えて生きて行く力は備わっていないのです。

それでは、思考の領域における知識には意味が無いのかと言えば、決してそう言う訳ではありません。思考の領域への知識の積み重ねと言うのは、言ってみれば、次元上昇を起こすパワーに繋がる導火線の様なものなのです。

それがどんどん進められていく事によって、ある時点で根本的に異なるパワーに引火し、それが次元上昇の力を生み出す事になるのです。

それは、「信念(常識・世界観)」の領域から生み出される力です。

つまり、私たちは「思考(顕在意識)」の領域に一生懸命に知識を積み重ねていますが、そろそろそれを「信念」の領域における変化へと切り替えていく事を意識し始めても良い時期に差し掛かっているんですね。

そうした常識の転換を、パラダイムシフトと呼びます。

私たちは、こうした「信念」の領域における変化をなかなか起こす事が出来ないのですが、なぜそれが出来ないのかと言えば、1つには理解が浅いと言う事が言えるのです。

例えば、冒頭に書いたように、「今・ここに意識を集中する事が大切」と言う事を知っていても、それを支えている見えない世界観(理由)にまで充分に理解が届いていないのです。

私たちは文字面だけを頭に詰め込んでいく教育を受けて育っているために、その後ろにある世界観にまで想像を広げて行くと言う意識が薄い傾向にあるのです。

例えば、「今・ここに集中する事が大切」だと知っている人に、では、その理由を1時間で説明してくださいと言う事になった時どうでしょうか?

例えば、思考の領域でのみそれを理解している人であれば、数分の説明をしたら、後は時間をもてあましてしまいます。

しかし、信念の領域からそれを理解している人であれば、延々と1時間、その理由を説明し続ける事が出来ると思います。

つまり、その言葉を支える世界観から、まるごと理解していると言う事なのです。言葉面だけの知識ではないんですね。

もちろん、始めは表面的な思考の知識から入っていくのですが、知識として覚えたからそれはもうOKと言う話しではないと言う事です。

例えば、あらゆる思考(知識)について理解を深めながら横への関連性をも広げて行くと、信念の領域に変化(パラダイムシフト)が起き始めます。そして、信念の領域に変化が起こると、そこから生まれる思考が根本的にこれまでの古いものとは異なった性質を持ち始める事になるのです。

すると、明確に行動の領域にも変化が表れ始めるのです。行動に移せないと言う状態から、行動せずにいられない(これまでの現状に耐えられない)と言う状態に入って行きます。

そうした信念と思考の変化を、自らの内により深く定着させて行くと、信念-感情-思考-行動と言う一連の流れが、一直線に並び一体的に表れ始めるのです。

思考・言葉・行動を一致させると、現実化が早いと言われますよね。それはつまり、こう言う事なのです。

自らの目覚めを進める上で、「次の知識、次の知識」と、ただ思考の領域に詰め込む事ばかりを繰り返すのではなく、「既にある知識への理解を深める」「知識間の繋がりを捉える」事に意識を向けて見る事は、新しい知識ばかりを追いかけ続けるよりも大切な取り組みかも知れません。

そうして、信念(世界観・常識)の領域を変化させていくのだと言う方向性を意識の中に捉えて行くと、硬直・停滞気味に感じられていた目覚めの過程が、より深いところから動き出すのが感じられるかも知れませんよ。



イメージ 1