意識の拡大
私たちは、世界を部分ごとに切り離して捉え、それを全体的な一体性の中に捉えることを苦手としています。
例えば、「医療」について考える時、そこに医療と言う独立した枠を設けてそれを捉える傾向があるのです。
しかし、実際の医療と言うのは、単に医学知識によって成り立っているものではなく、学会などによる権力構造や、経済的な利害関係、マスコミ等による情報操作・印象コントロールなど、色々な要素の組み合わせによって成り立っているんですね。
私たちは、経済・金融・芸能・スポーツ・医療・科学など、何でもバラバラにして全体との繋がりを絶った上で、それを把握しようとします。
しかし、それらの全ては、どれもが密接に繋がりあっており、その繋がりを絶ったのではどんなに専門的な研究をした所で、物事の本質が見えていないんですね。
つまり、支配する人々にとっては、とてもコントロールしやすいんです。
例えば、情報公開・ディスクロージャーについて同様に考えて見ると、それは、映画・アニメ・書籍・遺跡・マスコミや各業界の中に、バラバラに少しずつ混ぜ込まれているんですね。
それは、１つにはこれまでの支配者の圧力によって、まとめて公にする事は出来ないと言うことと、もう１つには、突然に全てが公開されると、何も知らない人々がパニックに陥り、怒りによって混乱が大きく拡大していく事が予測されているからです。
私たちは、そうした視点を持つことによって、広く様々な情報に触れる事で、その全体的な繋がりの中での整合性を見極めることによって、本当に重要な情報と言うのを繋ぎ合わせて感じ取って行くことが出来るんですね。
人にはそれぞれに個性があるので、全ての人がそれを義務的にやらなければならないと言う様なものではないのですが、それが出来れば、時代を乗り越えていく上でプラスに利用していく事が出来るのです。
ただ、そうした情報に囚われてしまうと、逆にマイナスに作用してしまう可能性もある訳ですが。
まあ、自分の個性を知って、上手く情報と接していけると良いのかも知れませんね。
