アセンションの時代

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活きた知識

アセンションと言うイベントについては、古くは数百年、数千年前から言われて来た事です。そして、今の時代の中では1990年頃から、スピリチュアルに関心を持つ人たちの間で徐々に世界的に情報が拡大して来ました。

結果的に、惑星地球は2012年冬至に本格的なアセンション過程を開始しており、私達はその後を追って各自のアセンション過程を本格化させはじめています。

現在辿っているこのシナリオは、当初、想定されてきた複数のシナリオの中でも、最も進行が遅いシナリオの部類に入るものだと言えます。

つまり、最も私達(地球人)に配慮されたシナリオだと言う事です。

例えば、アセンションのシナリオの中には、UFOがやって来て、地球が激しいアセンション過程を乗り越える間、人々を空中推挙して守ってくれると言うものがありました。

それは、惑星地球のアセンションの確実性を優先したシナリオであり、もっと早い時期にアセンションが起こった時の1つの可能性として存在していたのです。

つまり、地球の激しい変化により、人類が地球上でアセンションをする事は出来ないために、そうした現実を受け入れられる人たちを、高次元存在たちが一時的に保護してくれると言うものでした。

この場合、地球人類のアセンションは、大成功と言える規模にまでは膨らまなかった事でしょう。

しかし、今の私達が辿っているタイムラインは、なかなか目覚めようとしない人類を、宇宙的な高エネルギー帯(フォトンベルト)を抜けきってしまうギリギリの所まで待っていたと言う事なのです。

現時点で、惑星地球のアセンションは確定事項です。地球人類の集団的なアセンションも確定事項です。残る問題は、その集団をどれだけの規模にまで膨らめることが出来るのかと言う点にかかっているんですね。

そうした時、私達がみんなを助けてあげるんだと「変に力んで」、宗教活動のように周りの人たちに、そうした現実を説いてまわる事は必ずしも適切な行動ではありません。

誰でも解る事だとは思いますが、それでは、自分が変人扱いされるだけの事なのです。

つまり、全ての人には「自由意志」があり、相手のペース・状況を無視して、受け入れることの出来ない現実を外から押し付けると言う事は、相手のそれを踏みにじることになってしまうのです。そして、そこからの反発を引き出すことになります。

私達に出来る事、取り組むべき事は2つあります。

1つは、自らの目覚め・覚醒に取り組むと言う事です。それは、周囲を見捨てて自分だけ助かろうと言うのではなく、それが、周囲に与えることの出来る最も良い影響なのです。

混乱の中で生存競争に人々が走り出した時に、自分が上手に調和的なあり方を表現して行けたら、必ずそれに共鳴して、争いから一歩距離を取って協力し合おうとする人たちが出て来ます。

そうした人を見て、またそれに続く人が出て来ることになるのです。それが、「自由意志を尊重しながら」、周囲に最大限の影響を与えると言う事なんですね。

もう1つは、そうして引き寄せられて来た人たちに対して、出し惜しみをせずに、必要な知識・情報をどんどんと提供して行くと言う事です。

私達には比較競争的な価値観がかなり深く染み付いてきたために、どうしても、出し惜しみをして自分の優位性・先行性を守ろうとする意識が働くのは自然なことなのです。

しかし、結局それは相手の足を引っ張る以上に、自分の足を強く引っ張ることになります。

ギュッと握り締めた知識と言うのは、生きてないんですね。それは、死んでいるのです。

例えて見ると、同じ魚であっても、一方は死んでおり、もう一方は元気に泳いでいると言う程に違うものなのです。

生きた魚(知識)を知らない人は、死んだ魚(知識)をギュッと握り締めて、それを持たない人より優位に立っていると思っていても、そんなものを食べれば腹痛を起こすのがオチなんですね。

持っている知識は、その手から離して、普段から元気に自分の周りで泳がせておく事が大切なのです。

そうすれば、必要に応じて色々な知識を掴み取ることが出来ます。しかし、いつまでも同じ知識だけを握り締めていて離さないのでは、新しい知識を掴み取ることが出来ず、自分自身の活力まで失われて行く事になるのです。

自由意志を尊重して、みんなが生き生きと新しい時代に進んでいける事が出来るといいですね。



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