世界経済の現状
昨日、イベントに関連した記事を書いたことで、今日も少しそれに関連した意味も含めて、世界的な金融・経済情勢について、大雑把なとらえをしておこうと思います。
6~10年に渡るイベント全体の引き金となる、目先に起こるかも知れない数日程度の短期イベントの後には、本格的な金融・経済の崩壊が始まるのだと言われています。
では、現状の世界規模での金融・経済情勢と言うのは、本当にそれが起こりそうな状況にあるのでしょうか?と言う辺を見ておこうと思います。
普通にその全体像を見渡して言うのであれば、別にイベントが起きなくても、その崩壊は目前に迫っているだろうと言うのが正直なところです。
ただ、実際にはそうした状況はかなり長く続いており、その都度、政府・中央銀行の常識破りの対応で誤魔化して来ていた訳なのですが、それも万策尽きたと言うことと、今年に入ってから「アメリカがそうした延命措置を拒否し始めた」と言う事情が加わっています。
日本は主要通貨国であるためにあまり感じていませんが、そうした国々では自国通貨が値下がり(日本に当てはめるなら円安)を始めており、輸入品の値上がりでインフレ傾向が強まって来ているのです。
ただ、今のところその影響は地域的な範囲に留まっており、世界に波及する所までは至っていません。
では、どこからそうした流れが世界に大きな影響を与えだすのかと言えば、そうした大きな可能性を持つ国の1つが中国であるのです。
新興国である中国においても、投資マネーがアメリカへ引き上げ始めており、自国通貨安を招き始めています。既に現在、暴落を防ぐ節目とされる水準の直ぐ手前にまで達しており、その壁を突破して行くために、これまでのハイスピードが一時的に調整されている段階にあるのです。
もちろん、中国としてはそれは避けたいところで色々な手を打っては来るでしょうから、すんなりとそれが突破されて行くかはわかりませんが、情勢は極めて困難なものであると言わざるを得ません。
そうした状況の中で、中国としては稼ぎ頭である貿易輸出を増やしたいのですが、米中貿易戦争が進んでおり、アメリカは中国からの輸入を「容赦なく」締め出し始めています。
起死回生を狙った、現代版シルクロードである一帯一路についても、そのやり方に関係各国の間で反発が強まって来ているのです。
こうして、通貨安・輸出減・海外投資の滞りによって八方塞になって来た為に、藁をもつかむ思いで動いたのが、国内投資の再加速です。
国内投資は、リーマンショック後の莫大な投資による不採算性で、膨大な不良債権を生み出しており、その整理を進めるために抑制され始めていたのですが、背に腹は変えられないと言うことで仕方なく再加速させ始めたのです。
そうした現状に至って、中国国内の経済学者たちも次々に経済の現状に疑問を呈し始めているのですが、それは、日本の学者が日本の経済を悲観するのとは訳が違い、中国共産党に一党支配された中国では末期的な症状の1つとも言えるのかも知れません。
アメリカは、今後も利上げを継続し、中国からの輸入も締め出しを続けて行く発言を繰り返しており、先日も記事として書いたことがある様に、それは覇権国家の移行を阻止するための視点からのものであり、その手が緩められることは考えにくい状況にあるのです。
多くのチャネリング情報が、イベントの発生と絡めて、世界経済・金融の崩壊が訪れることを伝えていますが、こうして見れば、それはもう目の前にまで迫って来ていることは確実のように思われ、ロケット発射に例えれば、組み立て・運搬・据付が完了して、おまけにエンジンの点火(アメリカの利上げ・米中貿易戦争の開始)も通過して、今は秒読みが開始されている段階だと言えるのかも知れないんですね。
変化を待ち望んで、そうした現実が訪れることを待ち望んで来た人は多い事だろうと思いますが、これから始まるのは極めて困難な経験となることは疑いようもありません。
日本ではさらに、いずれかのタイミングで巨大地震や富士山の噴火等が折り重なってくる可能性もあります。
それは、状況の変化が自分達を夢の世界に導いてくれると言う依存的な考えを持っている人にとっては、想定外の困難になるだろうと思います。
しかし、自らのスピリチュアル的な目覚めによる前進を続けている人たちにとっては、それは一時的(6~10年程度)な生みの苦しみであると言う事も言えるのです。
昨日も少し書いたように、こうしたイベントと言うのは、私達を夢の世界に運んでくれるものではありません。私達に対して、各自の選択を明確に浮かび上がらせるものなのです。
つまり、エネルギーやイベント、アセンションに対する「依存」を捨てて、自らスピリチュアルな目覚めを進めて行く事だけが、新しい4次元世界への前進を生み出していく事になるのだと思います。