ここにいる「目的」
私達は自らの考え・思いを、実際に「経験」してみるためにこの世界にやって来ています。
例えば、死後に肉体から抜け出した状態を考えて見るとどうでしょうか。
そうした状態に移行しても、私達の意識は存在を続け、こうした思考的な経験が完全に途絶えてしまう事はありません。しかし、肉体を抜け出した状態では、もう物質世界を経験する事は出来ないのです。
そうした状態になって始めて気づく（思い出す）事なのかも知れませんが、私達は自分の中に持っていた「思い・考え」を、実際に物質世界と言う現実の中で「経験してみる」ためにこの世界にやって来ていたと言う事なのです。
しかし、私達は色々な事を思い・考えますが、なかなかそれを実行に移す事に手間取りがちです。
また、それ以前の問題として、思考する事に目的を置いてしまい、それを実行に移す段階に目を向けていない事も多いのです。
例えば、スピリチュアルな知識や世界観の本を読み、ブログを読み、動画を見て、覚えて、考えて、覚えて、考えて、覚えて・・・。
しかし、それではいつまでたっても下準備を重ねている状態で、それを物質的な環境の中で「経験してみる」と言う本当の目的に踏み込めていない状態なのです。
私達には、スピリチュアルなあり方を学ぶという目的も確かにあるのですが、それは、物質世界を卒業した後からでも出来ない事ではありません。
今のこの環境の中でこそ大切な事は、そうした思考を重ねながら、それを実際に経験して行くと言うことなのです。
私達は「覚えること」を学びだとする学校教育を受けてきたために、それを実践に移す段階に大きな壁が出来てしまっています。
今のタイミングと言うのは、これまで思考を重ねて来た人たちが、次々と実践の段階に流れ込んで行く時間帯だと言う事が出来ます。
かなり近い段階で、社会的に大きな変化が表れ始める可能性が高まっていますが、それによって二の足を踏んでいる人たちも、強制的に背中を押され実践環境の中へと押し出される事になると思います。
そうした見通しを持って、自らのペースで無理のない所から、いち早くその一歩を踏み出して流れを捉え始める事が、やがて始まる激しい流れに乗る事を楽にして行くのです。
世界は確実に、変化の段階を駆け出しています。
