アセンションの時代

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無理なく備える

これ1つをとって騒ぐほどの事ではありませんが、昨夜もニューヨークの株式市場が暴落しています。

こうした動きの捉え方なのですが、昨日は暴落、その前は暴騰と言う、それぞれをバラバラに受け止めて解釈する事にはあまり意味がありません。

大切なのは、流れとして解釈する事なんですね。

リーマンショック以降、日米欧の超量的緩和(お金が無いならすれば良い政策)に乗って世界的に株価が上昇を続けてきたのですが、少し前からその上昇が止まっていたと。

株価が上昇していると利益が出ますので、財布の紐も緩み、実体経済はそれに強く支えられる事になります。

しかし、米中貿易戦争が始まり、アメリカは量的緩和を止めて垂れ流したお金を回収し始めたのです(金利上昇)。

それによって、新興国に投資されていたお金が、アメリカに戻り始め新興国の通貨や株価が不安定な状態で暴落・暴騰を繰り返しながら下落基調をとり始めています。

そうしたボラティリティ(変動幅)が高い状態で徐々に値を下げて行くと、損失が少しずつ膨らみ始める事になり、今度は逆に実体経済の足を引っ張り始める事になります。

そして、何らかの切っ掛けを見つけて、本格的な大暴落へと向かい始めるのです。

今は、ボラティリティの高い状態で、大きな波の中で少しずつ下値を切り下げている段階です。・・・が、それは日米の話で、一部の新興国は既にかなり明確な下落過程を辿り始めており、実体経済への影響が本格化し始めています。例えば、中国や韓国など。

実際問題として、既にいつ本格的な大暴落の流れに突入してもおかしくない状況だと思いますが、各国政府も必死でそれを支えてくるので実際にそれがいつ起こるかは、それを起こす可能性のある人(大手ヘッジファンドなど)にしか分からないのかも知れません。

私はこうした事を過去にも度々言ってきており、その度にそれまでの常識ではありえない超量的緩和が始まったりと言うように、問題の先延ばしが繰り返され来ました。

そのため、今回もあまり信じ込まずに1つの参考程度に捉えて欲しいのですが、どう言う事かと言うと、参考程度には受け止めてもらった方が良いのかも知れないと言う事です。

あくまでも、私達が大きな柱として捉えるのは「スピリチュアルな目覚め」であり、そこを中心に人生を組み立てて行く事が大切だと思います。

しかし、そうは言っても、私達は実際に物質的な経験世界の中を生きている訳であり、そこでの現実を無視してそれを進める事は出来ません。

つまり、そうした混乱への不安に囚われて、過剰な対策を取る必要はないのですが、程よく備えをしておく事は大切だと言う事なのです。

スピリチュアル的にありさえすれば、何とかなるはずだから、そんな問題には向き合いたくないと言うのもわかるのですが、確かに5次元の経験環境ならそうであるのですが、今の3~4次元的な環境の中では、やはり「それなりの備えをした上で」そう思う必要があるのです。

過去にも記事や電子書籍で繰り返し書いて来た事であり、不安を煽るような方向に力を入れて行きたくはないのでここでは書きませんが、例えば今日なら簡単に出来る備えも、明日には必死になってもその半分も手に入れられないと言う事は起こりうるのです。

ただ、少し不安を和らげておくと、世界的に見た時、日本の置かれている状況と言うのは、相対的にはかなり恵まれている状況にあると思います。

しかし、日本には地震・火山と言う巨大なリスクがあるので、やはり備えと言うのは、無理のない形で日頃から心がけておくと良いだろうと思います。



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