柔軟に生きる
居間のこたつから冬の寒々しい庭に目をやると、甘夏のオレンジが目に映えています。
昨年は実りが少なかったのですが、今年は多そうで、こう言うのって1年おきに交互に来るんですよね。
地域にもよるかも知れませんが、もともと武家屋敷であったような家の庭には甘夏の木が植えられていたりすることがあると思います。
明治維新で武士と言う身分の人々が失職する事になった時に、そうした人々が飢えに苦しまないようにと言う事で、たくさん実り保存期間も長い甘夏の木が多く植えられたんですね。
電子書籍の方でも備えの1つとしてそんな事を書いた様な気がするのですが、これからの時代はそんな甘夏の木が重宝される事になるかも知れませんね。
年明けから3月くらいまで収穫する事が出来、実は冷暗所で保存すれば5月くらいまでは持ちます。
ジャムにすれば軽く1年は持ちますし、混乱の時代になれば、皮も香り付けや隠し味に使え、砂糖で煮付けてピールにして皮その物を食べる事も出来ます。
結局いざとなれば、自給出来る事が最強ですからね。
まあ、だからと言ってマンション等の人が落ち込む必要は無いと思います。それぞれの環境に合ったあり方と言うのがある訳で、無いものを見つけて落ち込むのではなく、あるものを有効に活用して行く事が大切だと思います。
例えば、混乱で特に都市部が困った事になって来たとしますよね。例えばの話しですよ。
私ならルンルンで田舎の実家へ帰ると思います。まあ、実際にはその田舎に住んでいる訳ですが。
あるいは、田舎に実家が無ければ、ランランで田舎に移住すると思います。昔から田舎生活に憧れていましたから。まあ、既に十分な田舎に住んでいる訳ですが。
要は、柔軟に対応して行く事が大切だと思うんですね。
人は変化を恐れます。ただ、正確には人が変化を恐れるのではなくて、「エゴ」が変化を恐れるんですね。
エゴが無ければ、人はルンルンランランで、変化の中を進んでいけるのです。ただ、肉体的な形をとっている限り、少なからずエゴは残る事になりますから、ある程度の不安は付きまとうのが当たり前ではありますが。
エゴの性質については、電子書籍「自らの経験に高次元を映し出す(上下巻)」の中で詳しく取り上げていますが、そうした人間としての様々な側面を的確に把握する事で、自分自身を上手く導く事が出来るようになるのだと思います。
これからの時代の混乱の中で、完全に不安を消し去って行く事は難しいでしょうが、そうした不安(エゴ)とも上手く付き合いながら、ポジティブに時代の変化を楽しんで行きたいですね。