アセンションの時代

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崩壊の中でも「折れない心」へ

私達には、大きな混乱等に惹かれる傾向がありますよね。それは、何も変わらないウンザリする様な日常が、それによって何か変わるのではないだろうかと期待する気持ちから来ているのかも知れません。

しかし、それが本当に現実のものとして近づいて来ると、一転それは「不安」となって、混乱が起きて欲しくないと言う気持ちが強まってきます。

実はこれ、「ハート」と「エゴ」の力加減の変化によって起こっている事なんですね。

混乱に惹かれる気持ちの根底には、ハートの存在があるのです。それは、ハートが混乱を求めていると言う意味ではなく、縛られた現実を抜け出して生き生きとしていたいと言うハートのエネルギーが、エゴと言うフィルターを通ってそうした気持ちに変換されているのです。

しかし、実際にそれが現実的になってくると、エゴが我に返って変化を拒絶し始めると言う訳です。

肉体的な経験をしている限りは、エゴを完全に消し去る事は出来ません。それでは、肉体的な個としての経験が成り立たなくなってしまうからです。

しかし、少なくとも主導権をエゴからハートに移すことが、今の私達の取り組みとして必要な事になります。そうすれば、混乱から逃げようとして身を固めるのではなく、その「変化を受けれて」、自分の立ち位置からポジティブにその流れに乗って行く事になるのです。

そうした事に留意しながら、変化は目の前にまで訪れているのだと言う事を、少し書いて見たいと思います。それを読んだ瞬間に今書いてあった事を忘れてしまうのではなく、それを読みながら自分の中で上手く咀嚼してみて下さい。

昨日でしたか?中国・韓国で経済的な失速が始まっていると少し書きましたが、今日はドイツ銀行の問題を少し書いて見ます。

ただ、それだけが大問題だと言う意味ではなくて、今の世界にはそんな問題がゴロゴロと転がっていると言う事です。

まず、下のチャートがこの2年間のドイツ銀行の株価になります。

チャート画像


今年に入ってから株価が下げ始めていますよね。大手ヘッジファンド等は、ここが潰れたら世界の金融システムそのものがダメになってしまうと言う事で、「ドイツ銀行は潰れる可能性があるから空売りをすれば儲かるけれど、昨年まではあまり大きくは売っていなかった」んですね。

ただ、今年に入って何が始まりましたか?はい、米中貿易戦争ですね。他にも諸々の要因はあるのですが、手を付けずにおいてもどうせここは潰れてしまうと言う事になって、大手ヘッジファンド等がドイツ銀行を売り潰しに掛かっているんですね。世界の金融システムが崩壊すると分かっていながら。

ある意味オモシロイですよね。エゴによって頭の良い人たちの発想と言うのは、「分離した個」としての自分だけが重要で、「その他の全体」は二の次三の次なので、追い詰められるとこう言う所に辿り着いてしまうんですね。

人類はそうした事の繰り返しによって、惑星マルデックを破壊し、火星の文明を吹き飛ばし、アトランティスでも文明を崩壊させて来たんですね。

今回は、4次元のタイムラインを捉えている人たちの現実ではそこまでの大惨事には至りませんが、引き金は同じようなエゴ的な意識によって引き起こされると言う事です。

その人たちは、紙くずになるであろう紙幣を金銀や鉱山・土地等の現物・権利等に変えているのでしょうが、結果は見えていますよね。徐々に世界的な流れとしていわゆる大物の逮捕が増え始めています。

ちなみにこのドイツ銀行と言うのは、約7500兆円のデリバティブを抱え込んでいるのだと言われています。ドイツのGDPが400兆円ですから、約19倍の規模ですね。

全てが危険だという訳ではないのですが、たった1%の損失が発生しても75兆円です。本の数パーセントが毀損するだけでも、ドイツ一国あるいは世界が束になって取り組んでもどうしようもない規模なんですね。第一、今の世界が束になることは不可能でしょうし。あちこちで貿易戦争の真っ只中にある訳ですから。

その中には、既に破綻状態にあるギリシャに関わるものがかなりあるのだとも言われており、それ故にドイツを核とするEUはギリシャの破綻を認めることが出来ないんですね。

そうした中で、金融緩和で無理やり上昇させ続けてきた世界の株価が、下落し始めたと言う事です。日米は比較的高い所で止まっていたのでまだ下げ余地は大きいのですが、既にかなり下げている国々にとってはここからの下げは命取りになりかねないと言うことです。

つまり、ドイツ銀行の抱え込んでいる7500兆円の爆弾が、次々と懐の中で爆発し始める可能性が急激に高まっていると言う事になります。

さて、今、あなたの中ではエゴが「ヤバイよ、ヤバイよ~」と身を硬くしているかも知れません。ハートはどうでしょうか?

ハートと言うのは不安を知らないんですね。恐れを知らないんです。そして、引き寄せられて来る現実を否定したり拒絶する事もありません。

「自分はこうありたい」と言う思いを、引き寄せられて来る現実の中でワクワクと現実化させて行く事にだけ関心を持っているのです。

具体的にそれを手伝うのが「マインド」であって、そうしたハートの声を無視して暴走し始めるマインドが「エゴ」と言う事です。

エゴとしての暴走を防ぎ、マインドとしての能力を高めて行くには、まず、スピリチュアル的に目覚めて行く必要があります。

その上で、物質的な環境の中で上手く舵取りをして行くのが、マインドの役割なんですね。ハートは物質世界についてはまったくの無知なので、マインドのサポートは必須のものなのです。

この辺の事については、「自らの経験世界に高次元を映し出す(上下巻)」を読んでくれた人には、馴染みのある考え方ではないかと思います。

先日の記事に、スピリチュアル的な備えと、物質的な備えのバランスが大切だと書きましたよね。ここが完全に5次元以上の領域で、自分が5次元以上の波動にまで達しているのであれば、スピリチュアル的な面からだけで大丈夫です。あとは引き寄せの法則が機能してくれることでしょう。

しかし、私たちはまだそこへ向かう途上にある訳で、そうした現実を無視して、極端にスピリチュアルにのみ囚われてしまう事は悪いとは言いませんが、今いる世界を無視して、調和も何も関係なく全てが自分に従うはずだと言うエゴがあるのかも知れません。

変化の大きな時代であるほどに、柔軟性やバランスが大切になって行きます。例えスピリチュアル的に思えるようなものであっても、硬直的な信念は現実に直面した時にポキリと折れやすいんですね。

真理をベースに置いた柔軟性のある信念は、決して折れる事は無いだろうと思いますが。



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