何を備える?何に備える?
さて、今日は頂いたリクエストから、社会システムの崩壊に対する備えとして、「物質的(短期・中長期)、精神的(短期・中長期)」とは、具体的に何がどの様な事なのかと言う辺を整理してみたいと思います。
それに限らず、諸々の件に関して言える事なのですが、私達と言うのは基本的に個々のピース(知識)を手に入れることは得意なのですが、それを組み合わせて全体的な視点から俯瞰する事をとても苦手としています。
どちらも、同じくらいのピース(知識)を持っているのですが、それをバラバラのまま持っているのと、組み合わせて世界観として俯瞰する事が出来ているのとでは、とてもとてもとても大きな違いがあるのです。
そうした意味では、備えと言う点について、そうした全体像を捉え様と言う事で、1つの良いテーマをいただけたと思っています。
そう言う訳で大雑把にはなりますが、その辺の位置づけをまとめて俯瞰してみる事にしたいと思います。
【 物質 : 短期 】
常識的な点では、災害などの備えの延長をしっかりとしておくと言う事になります。金銭的には、仮に突然、預金封鎖になっても困らないように、多少のたんす預金を持っておくだとかそんな感じでしょうか。
あまり細かく書き出すとキリが無くなる上に、多分、不安に囚われる方が多くなると思いますので、取り合えずここではサラッと行きますね。
【 物質 : 中期 】
日曜消耗品の買い置きを多めにしておくと良いと思います。あと、食料品でも賞味期限の長い乾麺や缶詰等は常に少し多めに持って置くようにするといいかも知れませんね。
金銭的には貯蓄型の保険や投資信託、定期預金等は、パッと資金を引き上げられなかったり、間に保険会社や証券会社が入っている分、それらの倒産リスクも加わります。過剰にそれらに偏っている時には、少し整理して他の金融資産とのバランスを取った方が良いかも知れませんね。
【 物質 : 長期 】
食品で賞味期限の無い塩や砂糖を少し多めに持っていると良いかも知れません。自分で使えきれなくても、人にあげたり物々交換に使ったり出来ます。また、住まいに庭がある人は、甘夏の木など実のなる木を植えておくと良いかも知れませんね。
金銭的には分散しておくと良いと思います。長期的な視点から見れば株・金銀(短期的には不向きです)等ですね。興味のある人は仮想通過等もありますが、歴史が無いだけに動きがとても不安定でリスクもあります。金銀は小分けに換金できるように金貨・銀貨で持っておくのが良いと思います。ただ、どれも一長一短あるので、自分のタイプに合わせて、無理なく分散しておくのが良いと思います。
【 精神 : 短期 】
短期的には情報を捉えて、大雑把で良いので「状況を把握」しておくと言う事です。その上で混乱が始まるのと、何も知らずに混乱が始まるのとでは不安・恐怖に大きな差が出てきます。そして、終わりとしての崩壊ではなく、新生のための崩壊であると言う事を正しく理解しておく事です。
【 精神 : 中期 】
近所づきあいだとか、人間関係を築いておく事だと思います。これまでの様な「社会的な危機」であれば、自分の備えで乗り越えていけますが、今回の様に「社会的な崩壊」である場合、必ず人との助け合いが必要になります。一概には言えませんが、職場より近所での付き合いが大切になる可能性が高いです。
【 精神: 長期 】
自分のスピリチュアル的な目覚めに取り組み続けて行くと言うことだと思います。それを、長期的な視点から捉えて行く事がとても大切です。これは、決して短期や中期で完了するようなものではないと言うことを、明確に自覚しておいた方が良いと思います。
スピリチュアル的・中長期的な備えである程に、準備する項目をたくさん取り上げて、今から次々にパッパッパと準備をして行くと言った類のものではありません。
例えば、近所づきあいやスピリチュアルな取り組みの1つ1つを取っても、その過程や程度には無限とも言える程の幅があります。
そうしたものを更に一歩、更に一歩と進めて行く事が大切になります。
私達は、とにかく物事を短期的に、目先の事だけに囚われてしまう傾向を強く持っています。
例えば、そうして「備える」ための期間と言うのは、大雑把に何時から何時までの期間であったと思いますか。
まず、何に備えるのかと言う事を理解する必要がありますよね。それは、金融・経済システムの崩壊?社会システムの崩壊?、それも間違いではないのですが、より本質的に言えば「アセンションをするための備え」ですよね。
そのための期間は、当然、各自が生まれた時から始まっており、この数年ズルズルに延長されて来ましたが、それが1つの節目として今月末で終わる可能性が高くなっていると言う事です。
それで、「備え」のための期間は終了です。そこから先は、聖書などでも古くから言われてきた「刈り取り」の期間に入って行きます。
つまり、これまでの様にのんびりと時間をかけて取り組めるような状況ではなく、既にこれまでに得てきたものによって次々に押し寄せる出来事に対処して行く事で、自分のタイムラインに引き寄せられて行くのだと言う事です。
全ては、そうしたスパン・スケールの中での話しなんですね。
ただ、それにはタイミングと言うものもあって、今だからこそ進める備えと言うのもあります。つまり、日曜消耗品の買い置きを多めにしたり、タンス預金を持ったりと。
また、今からでも近所の人にあいさつをしてみたり、どんどん進めて行ける事もありますよね。
「今までやってなかったからもうだめだ~」とか、「バッチリ備えて来たからもう大丈夫」とか、そう言う単純な話しではないんですね。
アセンションの過程と言うのはあらゆる面からトータルに進んでいる事であって、取り組むのに早いとか遅いと言う事はなく、気が付いた時から出来る事から淡々と進めていくことが大切なんですね。
この辺のテーマについては、電子書籍「2016年~金融・経済崩壊!?」の中でも取り上げていますので、興味のある人は参考にしてみて頂けたら嬉しいです。