茹でガエル
高次元世界と言うのは、どこからやって来るものでもありません。
例えば1つの見方として、10年後くらいに大きなソーラーフラッシュによってイベントが起こるのだとしても、それによって高次元世界がやって来ると言う訳ではないのです。
その時にやって来るのは、「1つの機会」です。それを、どの様に経験するのかと言う事は、人それぞれに個別の問題なんですね。
確かにその機会を捉えてアセンションし、4次元世界へ踏み込んで行く人もいるでしょうが、これまでの3次元世界にしがみ付いて、その機会をスルーして行く人もいるのです。
つまり、「機会」は待っていればやって来ますが、「アセンション」そのものは待っていてもどこからもやっては来ません。
私達は3次元の波動域にいた訳で、ただ待っていれば、イベントによって3次元世界に叩き落されるだけなのです。
私達が経験する事の出来る今の世界には、3~4次元の世界が既に混在しています。
その中から、4次元の現実に焦点を合わせて、そうした経験の中に生きることで自分の波動を高めて行く事が大切なのです。
例えば、「待つ」と言うのは3次元の波動ですよね。それは「依存」です。
趣味を楽しむと言うのは4次元的な波動です。
コンビニ弁当が3次元的であれば、季節の野菜の手作り料理は4次元的ですよね。
私達は、そうした目の前の色々な経験を通じて、「自らをその波動に定着させる」事を繰り返しているのです。
そうしたトータルな経験の中で自分の波動が決まって来る訳で、いつもコンビニ弁当を食べているからもうダメだ~と言う訳ではありません。
それだけで見れば確かに3次元的ですが、それで全てが決まってしまうようなものではなく、あらゆるトータルな経験によって自らの波動が決まってくると言う事です。
そうして、徐々に自分の波動が3次元なり4次元の方へと傾いて行く事になります。そしてイベントが起こった時に、自分がどちらかの方向にパンと弾き飛ばされるのです。
そこから先は、もう飛ばされた次元を変更する事は出来ません。
実は今でもある程度そうなって来ており、特に来月くらいからはより一層そうした傾向が強まって行くのですが、例えばこのブログを見ているような人たちと言うのは、幸いと言うか何と言うか、3次元と4次元の分岐線上にいる人たちなんですね。
このブログの読者さんは、40代50代の人が中心で、ついで60代30代の人たちです。
例えば、20代10代以下の人たちであれば、3次元に染まり切っていないので、始めから4次元へ進んで行く人たちが多いと言えます。
70代以上の人たちと言うのは、この世界に生まれて来た目的としての学びを既にこれまでの経験の中で終えつつあるんですね。人によってはもちろん、アセンションを見届ける所までを目的としている人もいるでしょうが、全体としては極めて少数派であると言う事です。
30代~60代の人たちと言うのは、一度3次元的な現実(波動)に染まりきった所から、それを振りほどいて4次元の波動域にまで自分を上昇させる必要があります。
つまり、20代以下の人たちが、始めから4次元に向かって進んで行くのとは異なり、「極めて難しい」、言い方を変えれば「やりがいのある」立ち居地にあるんですね。
そうした私達は、大きな変化無く平穏に事が進んで行くほどに、そのまま「茹でガエル」になる可能性が高まって行きます。つまり、一気に熱くなればビックリして飛び出すのですが、徐々に進んで行くと3次元の波動域から飛び出すタイミングを失ってしまうと言う事です。
例えば、今の私達の中でも、仕事に追われてストレスに囚われ3次元的な現実から抜け出せない人は多い事だろうと思います。
自分からその現実を飛び出すと言うのは、とても難しい事なんですね。不可能では無いですが、人と異なる方向に飛び出すと言うのは、言うまでもないですよね、勇気もいるし難しいんです。しかし、だからと言ってこのままジリジリ進んで行けば、間違いなく茹でガエルの運命です。
しかし、社会システムが崩壊して、企業倒産や諸々の混乱が起き始めれば3次元的な現実から飛び出しやすくなりますよね。
それまでに自分の中に4次元的な部分を育てていればですが。そうでなければ自分だけが生き残ろうとして、一層激しい人との奪い合いの中へと囚われて行く事になります。
全ては、意味があって起こって来る「流れ」であって、キチンとその意味を把握して、その時々にやるべき事をやって行く必要があるんですね。
具体的には何をやるのかを前もって分かっていなくても、本質が抑えられていれば、その時々に表現するのに適切な環境が引き寄せられているので、それを受け入れて自分を表現していけば良いのです。
おそらく、私達が茹でガエルになってしまわないように、今から急激に水温が上昇し始めます。
闇雲に飛び出す必要は無いですが、自分のペースを知った上で、進むべき方向を見据えておいた方が良いかも知れませんね。