システム改革と自分改革
頂いたコメントから少し書いてみたいと思います。
「Q anon ・ RV ・ ネサラ ・ ゲサラ」についてですが、陰謀系の話に興味の無い人には分からないと思いますので少し説明しておきますね。
RVは世界的に行われると噂されている、通貨の評価替えの事。
ネサラはアメリカ国内にそうした経済改革法があると噂されているもので、それに沿った世界規模での改革として噂されているのがゲサラです。
基本的に陰謀論界隈での噂としての話しです。
ただ、陰謀論自体が、実は現実であると言う様に、これらについてもそうした取り組みあるいはそうした噂の元になるようなものがあるのかも知れません。そして、一部の人たちはそうした世界の劇的な変革を期待していると言う事です。
では、実際のところはどうなのかと言うと、その改革法かどうかはともかくとして、今から古い社会システムが崩壊すれば、そうして噂されているものであろうと無かろうと、通貨の評価替えや各国での社会システム改革、世界規模での新しい枠組みと言うのは当然に生み出されて行くものです。
そうしたものについて、多国間で協議されていると言う話もあり、実際私もそれは行われているだろうと思っています。
ただ、それぞれの利害関係があって、折り合いが付かないと言う話もあり、それもそうだろうと思っています。
また、ある程度でも社会システムが機能している状態でそれを実施すれば、かなり大きな反発が出てくる事だろうと思われる一方で、社会システムが機能しなくなってからでは、それを実施しようとする事すら出来なくなってしまいます。
つまり、1つの案としてそうした通貨の再評価や、経済改革法が考えられていると言う事は、言ってみれば政治としては当然の事だと言えるのです。
そして、それが実施されれば全てがバラ色になるかの様なイメージが一部にはあるのですが、私としてはう~んと言った感じです。その可能性を否定はしませんが、すんなりと上手く進んで行く可能性は低いと思います。
ドタバタ劇の大混乱の中で、急いで可能なものから順に、1つずつ次々に変えて行くと言った感じで、全てをそろえて綺麗に一斉に出すような事は難しい(かえって事を難しくする)のではないかと。
つまり、そうしたものに類する改革が進められて行くと言う方向性は私もそうだろうと思うのですが、それは普通に進められて行くことであって、正義の味方が全てをそろえて一斉にバンと出して、そこから日常が劇的に平和になって行くと言う事は無いのではないかと思うのです。分かりませんけれどね、国によって国民の反応も違うでしょうし。
例えば、そうして変化が進めばそれはそれで良いと思うのですが、一方では、若い人たちはともかく中高年の世代はみんな「茹でガエル」になってしましまわないだろうかと懸念されます。
こう考えてみて下さい。
会社にこき使われるサラリーマンでしたが、今日で定年退職、明日からは自由の身です。
お金もあります。時間もあります。健康もあります。
次の日の朝起きて、もう仕事に行かなくていい。さあ、どこに行く?何をする?次の日も、次の日も、次の日も、次の日も、次の日も。テレビの前に座って・・・。
システムが変わることで幸せになれる人は、システムが変わる前から既に幸せを掴みかけている人なのです。
例えば、休日などに色々な趣味を楽しんでいた人たちが、退職後にその趣味を柱にしてゆとりのある楽しい時間を生み出して行く事が出来るのだと言う事です。
仮に、仮にですよ。新しい改革法が出て、世界が数日にしてガラリと良い方向に変わったとします。
そうした環境変化を、ポジティブに捉えていける様に自分をスピリチュアル的に変革していなければ、結局はそこに幸せな日常を築いて行く事は出来ないのだと言う事です。
せっかく社会システムが4次元的になったとしても、私達が3次元的な波動(価値観・生き方)を維持していたのでは、社会の変化に付いて行けずに疎外感を感じて「昔は良かった。自分でやる事を考えなくても、取り合えず言われた事をやっていればそれなりに安心はしてられたのに。」と。
自分が4次元的な波動を捉えてさえいれば、何であれ新しい4次元的な社会システムが経験世界の中に表れてくる事になります。
しかし、3次元的な波動を捉えていれば、新しい社会システムは何時まで待っても経験世界の中に表れてくることはありません。
目の前の経験世界と言うのは、意識の中に映し出されている幻想であると言う事でしたよね。私達は意識的なエネルギー存在、つまり魂であり、物質世界と言うのはバーチャルリアリティーなのだと言う事です。
従って、この先4次元の経験世界を捉えて行く人もいれば、3次元の経験世界を捉えて行く人もいると言う事なのです。大切なのは、「自分の外にある世界」ではなく、「自分の内にある経験世界」なのです。
その上で、新しい社会システムがどの様に表れてくるのかと言う事は、確かに楽しみですよね。