アセンションの時代

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「金融システム」の近未来

今日も、コメントからテーマを頂いて書いてみたいと思います。

この先、金融システムが崩壊を伴って大きく変化して行く上で、仮想通貨なども踏まえてどの様な可能性が考えられるかと言う事です。

まず、より大きな視点からは、そもそも金融と言うものが必要なくなって行くだろうと思っています。つまり、人工知能・ロボット・フリーエネルギー・レプリケーター等の技術革新によって、誰でも簡単に欲しいものを手に入れられるようになって行くために、お金が存在する意味がなくなるという事です。

ただ、最終的にそうした世界へ向かうとしても、そうした技術が社会に広まるまでの数年~数十年の間は、金融的なシステムが必要になって行きます。

しかし、これまでの金融システムは既に実質的には破綻状態にあり、これを維持して行く事は不可能です。そのために、次の数年~数十年を橋渡しして行くための新しい金融システムが必要になります。

可能性は色々あると思いますが、一般的な議論は、金融システムが崩壊すると言う所までで、その先についてはあまり話が進んでいない様に思います。

したがって、個人的な考えと言うか予測を、アセンションと言う流れとの整合性から書いてみます。

まず、仮想通貨についてはどうか?仮想通貨を持っているか?と言う事なのですが、私はもともと株や為替などの取引が好きだったので、仮想通貨は多少は持っています。

ただ、これが社会に広がって行く可能性もあるのですが、ゼロになって無くなる可能性もあると思います。つまり、まだまだ新しいシステムであり、とても不安定な位置づけであると言う事です。

ただ、目先で金融システムの崩壊が起こった際には、資金の逃避先として価格が上昇する可能性はあると思います。しかし、上昇した所で安定して、社会に広まるかどうかはわかりません。

仮想通貨(暗号通貨を含む)と言う仕組みはとても優れていると思うのですが、今ある仮想通貨(ビットコイン等)が生き残って行くかどうかは分からないと言う事です。例えば、政府等によって国内向けの新しい仮想通貨が発行されるような可能性もあると思います。

例えば1つの可能性として考えられるのは、今あるお金は放棄して、新しいお金(仮想通貨など)を国民に分配すると言う可能性もあると思います。

つまり、今あるお金と新しいお金をリンクさせると、貧富の差が継続される事になり、システムの破綻状態まで引き継がれる事になってしまい意味がありません。

また、それを緩和するために交換率などを操作すれば、どれだけ議論しても話はまとまらないと思いますし、きな臭い事も起こりだすと思います。

そのため、今ある金融システムは放棄するのです。大金持ちの人たちは、どうぞその大金を持っていてください。決して取り上げたりはしません。ただ、システムが破綻して価値が暴落するでしょうが、政府は助けませんと言った感じです。

そうして「中央銀行が発行したお金」を放棄して、新しく「政府が発行したお金」を、例えば仮想通貨等によって国民に均等に配分するのです。ベーシックインカムですね。

財源は、何だと思いますか?

1つは税金ですよね。しかし、もうひとつの財源に大きな意味があるのです。

それは、企業からの配当金です。つまり、経営不参加の形で企業の株をある程度、国が保有し、そこから受け取る配当を財源に充てるのです。

つまり、資本主義と社会主義を足して2で割ったようなシステムですね。

資本主義が進んだ段階では、こうしてある程度社会主義的な要素を取り入れていかなければ、貧富の差がどこまでも拡大して、支配者と被支配者との分類が避けられないのです。

現在の日本の上場企業の最大の大株主は誰だと思いますか?

正確には知りませんが、おそらく日本の年金基金や、ETFを通じた日銀等、日本の公的機関がかなりの部分を抑えて来ています。

私は当初から、政府がそうした意図を持って国内の株を中心に株の保有比率を上げているものだと思っています。

そうした事を先頭に立って実行できるのは、おそらく色々な意味で日本だけではないかと思います。

仮にそうした方向性が実現すれば、貧富の格差は良かれ悪かれ一気になくなります。金融について詳しくないから取り残されて損をするかも知れないと言う心配もありません。

ただ、先だって取り上げたようなネサラ・ゲサラ等、アメリカや多国間で調整が進められているとされるシステムはこれとは異なる仕組みであり、ある程度、これまでのものが引き継がれて行くような形になるのでは無いかと思います。

そこでの仕組みは、お金と物(貴金属・原油等)の価値をリンクさせて、金本位制の様なシステムに戻すような感じの事が書かれています。

そして、話しがまとまらないというのは、通貨間の価値の相関関係(為替)をどの様に固定するかと言う事だと思います。

分かりますでしょうか?

私が先に書いたシステムについて、「色々な意味で日本だけ」がそれを実行できる可能性を持っていると書きましたよね。

多国間の協議では、ネサラ辺りが変化としての限界だと思いますし、そもそも、ネサラとして単純に数項目が書かれているようなものを見ると、色々な意味で根本的な疑問が湧いて来るのです。それについては取り上げませんが。

他にも、ハイパーインフレ等によって実質的にこれまでの預金と借金をチャラにして、また始めからこれまでの金融システムを始めると言う可能性もあります。多少の手直しをして。それは、アセンション的に言えば、最悪の選択になる可能性があります。また、同じ事を繰り返すのですから。

とにかく、世界的な規模での話であり、あらゆる力が入り組んだ状態の中で起こって行く事なので、実際にこうなると言う見通しを立てる事は極めて困難です。

ただ、少なくとも私の経験世界の中では、最初に書いたような方向性を辿って行く事になる可能性が高いと思っています。

それで、結局のところ多くの人の心配事は、今あるお金をどうしたら良いかと言う事かも知れませんが、それはこれまでブログ記事の中にも書いて来たとおりですし、電子書籍「2016年~金融・経済崩壊!」にもまとめてあるとおりです。

結局は誰にも、この先が具体的にどうなるかは分かりません。つまり、私達がそれを不安に捉えて考えたからと言って、どうなるものでもないのです。

そうであれば、可能な範囲で身の丈にあった備えだけしておけば、後はポジティブな視点を維持しながら、世界がどの様に変わって行くのか楽しんで行けば良いのだろうと思います。



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